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2005年6月25日 (土)

怒りネット通信 第14号

怒りネット通信 第14号
2005・6・25
怒っているぞ!障害者きりすて全国ネットワ-ク
---
もくじ
・国会ハンスト座り込み・第2波行動の報告
・都議選で法案賛成候補は落選させよう(アンケ-ト)
・6・5怒りネット関西結成集会の報告
・「修正項目」をだした民主党に対する要請書
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★障害者自立支援法の国会会期内の成立を阻止しました!
★都議会議員選挙で「自立支援法」に賛成の立候補者は落選させよう!
★廃案は障害者みんなの声だ。障害者団体8団体の幹部は勝手に法案に合意するな!
★7・6院内集会に集まろう!
10時半第1衆議院議員会館ロビ-集合
11時~13時第4会議室で集会
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国会ハンスト座り込み・第2波行動報告
ガンチャンの国会行動報告
岩崎晶子
●怒りネットの国会抗議闘争
 5/10、11、12、13日 (第1派ハンスト泊り込み)
 5/25、26、27日 (第2派ハンスト泊り込み)
 ガンチャンこと、私、岩崎晶子は、関西から国会行動に参加した「精神障害者」です。5月10~13日の座り込みは、前の号で報告されていますので、私は第2派泊り込み行動を報告します。
<5月25日>
 10日も経ってるし、あったかくなってるだろうと思っていたら、とんでもない! 寒い寒い! 私は例によってスロースタート、お昼頃国会前に着く。みなさんビラまきやアピールをおこなっておられました。午後からは私は「精神科通院医療費公費負担廃止反対」の署名取りをしました。「石原、許せないわね」と言う人が2人は居ました。石原の「障害者差別」をよく理解してくださっていて、うれしかったです。議員回りをしてくださった方もいらしたのかな? ちょっと記憶が・・・。今この原稿を書いている私は、6月5日におこなわれた「怒りネット関西」の結成集会でパワーを使い果たし、空っぽになっています。ごめんなさい。25日は、なんといっても夜が印象的でした。昼の行動を終え、お泊り体制に入って7時過ぎかな、買ってきていただいたお弁当を5人くらいで集まって食べていたんです。そしたらぞろぞろと機動隊やら警官やらが来て、その中のわりと若い一人、麹町署の警官が「この後ここで何をするつもりだ、道路交通法で禁止されているからどけ」と言って私たちを排除しようとしました。みんな壁にぴったり引っ付いて座りました。あらま!いつの間にやら、10人ほどの警察が。取り囲まれてしまいました。でも私たちに話しかけてくるのはその一人だけで、他の年配の警官や機動隊は表情も変えず、にらみをきかせています。「指示に従わなければ検挙する」と高圧的です。「昼間は大目に見ているが、夜ここに居続ける事は許さない。これまでここで夜に座り込みを認めたことはない」と言うのです。こちらはみんなでわぁわぁと、「抗議行動しているんです」「検挙してして! 自立支援法廃案のために徹夜で座り込み抗議していることが宣伝されてうれしい」とか「11日から13日まで徹夜で座り込んだんですよ、記録見てないんですか?」「厚生労働委員会の議事録にも議員が発言していますよ、見てきて下さい」とか口々に反論しました。最初は怒り爆発で、ちょっと汚い男言葉の大阪弁でまくし立ててしまい、H君が横で「こわぁ~い」とひいていました。ごめんちゃい。なんやかんやと言い合っているうち、警官が名刺を出してきました。変な警官。鳥井満君と言うそうです。名刺に書いてある警察の交通安全標語をSさんが尋ねたけど、まったく鳥井君は分かりませんでした。"おもいやり、人に、車に、この街に"だったんで、「私たちにも優しくしてくださいよ、それとも私たち、人じゃないの?」とか「あなたたちは請願権無いのですか?」「ええ! ないの? おかしいよ。人権を認められてないってことですよ。」「人権感覚磨いたほうがいいよ、いい加減いい大人なんだから」などと落ち着いてお話しました。 まあ結局、「どうしてここに居てはいけないのか、ちゃんと根拠を示してください。署に帰ったら六法全書あるでしょ?」と言う話になったのですが、向こうはまったく対応できません、そんな事例はないと言うことなんでしょうね。最後は「横になったら検挙」「はいはい、横になりません」と言うことで、9時近くに警官、機動隊は散っていきました。私たち用に一人、張り付きの警官が一晩中立ってました。交代はしてたみたいですが。 24時を過ぎた頃から、恒例となっているのかな? みんなで少しばかりのおちゃけで交流をしました。楽しかったです。権力との攻防、おちゃけを飲みながらのお話で、ますます仲良しになった気がします。お泊り組みは、夜から参加のAさんを交え10人強だったと思います。
<5月26日>
 地下鉄のトイレが使えるようになるのが5時10分頃からです。夏至も近いことですしもうすっかり明るかったです。寒くてぶるぶる。国会門番の警官は立ったまま、こっくりこっくり。
 私は洗顔セットを持っていざトイレ、議員会館のお掃除をしているおばさんとお会いし、いろいろお話して座り込みの宣伝もして一緒に帰ってきました。ダンボールや毛布を片付け「鳥井君は来なかったね」「私たちに言いくるめられちゃって、先輩に怒られたかな」とか言いながら、買いに行ってくださった方から朝ごはんをいただきながら、早朝から来られた方はもう、ビラまき開始です。7時半頃には出勤アワーです。9時半頃まで続くんですよね。いろんな仕事をしておられる方が居るのでしょうね。ビラはこの日から、「障害者自立法案に賛成する党を都議選で落選させよう」というタイトルが入り「昨日までのとは違うビラです」とできるだけ受け取ってもらえるようにしました。この見出しが入り、議員関係の人たちも、少しはビクッとしたかも? 
 Oさんが今日はお泊りに参加されます、ハンストにも決起です。11時頃、関西の友達が来ました。彼女はいつもしんどそうなのですが、ぜんぜん違って、ものすごい元気! ビラまき、署名取り、議員回り、と、自主的に積極的に、ものすごい勢いでがんばってました。「ちょっと休まんと、しんどいよ」と声をかけましたが、「いや、ここに居る人に比べたら、私なんて・・・」と、がんばり続けました。すごい! うれち~! Kさん、Sさん、Hくん、みんな元気です。ハンスト中なのに、議員回りも果敢にされるし、夕方は自民党本部前や、駅前まで行って、ずっとビラまき! すんごいパワーです!! 尊敬! ビラが足りなくなるくらいです。この夜は、新潟からの方々や、大田区のグループで、大盛り上がりの大宴会でした。30人~40人くらいでしょうか? さすがに権力も手が出せなかったみたいです。大田の方々、遅くまでありがとうございます。終電までいてくださいました。
<5月27日>
 朝起きたら、Sさんが発熱されていて、無念の撤退、その後しばらく具合が悪かったそうです。この命がけのたたかいを、議員・大臣に伝えたい! ちったぁ分かろうとしろ、っちゅうねん! この日は、朝から修学旅行の中学生、小学生がバスでいっぱい来ました。なんだか彼らに話したくなって、「マイクでしゃべっていいですか?」ってお願いしてずいぶん長く話しかけました。教育労働者にも話しかけました。障害者は、2人は居たのがわかりましたが、他にも居たかもしれない、旅行に一緒にこれなかったクラスメイトも居たかも。「障害者」も一緒に地域で暮らしたいこと、民主主義は国会の中だけでは守られないこと、私たちは少しでも良い世の中をあなたたちに受け継ぎたいこと、いろいろ話しました。手を振ってくれる子どもたちも何組かいたし、こっちを向いて聞いてくれる生徒や教師も居ましたが、完全に無視して遊んでいる教師も居ました。でも負けない! 議員回りをしてこられたKさんが「自立支援法の学習会に誘われたので行きたい人はいますか?」と誘ってくださったので、参加させてもらい、質問はするは、最後にはKさんが「障害者代表」として発言しました。学習会が終わった後、私たちの前を通った参加者が、カンパをしていってくれました。「障害者問題」に取り組んでいる地方議員のネットワークだそうです。主催して誘ってくださったH議員は、私たちのところで、「参加してもらって、良い学習会になった。共にがんばりましょう」と発言してくださいました。だけど学習会に説明に来た厚労省の役人に、腹が立って腹が立って! よくもしゃあしゃあと!って感じです。嘘をいっぱい言うので、Kさんが「訂正してください」と何点にもわたって抗議の質問。役人は居直り。くそっ、腹立つ!
<27日=JIL、厚労省役人を呼んだ学習会>
 厚労省-「支援費で赤字264億/04年度」=防衛予算のたったの2日分!
 「(1割の)負担が軽くなるよう単価を下げる」=福祉労働者の労働条件悪化=「障害者」虐待の可能性! 労働者と「障害者」を対立させる!
 「(「精神障害者」の自傷他害に)補償はありません」=凶暴のレッテル貼られて抹殺狙う!
 「国の予算は無いので地方で予算とって下さい」=地方議員怒り心頭!
 「(問題点について)検討します」=政省令で決めるってこと=厚労省のやりたい放題! 
 厚労省の役人は「精神障害者が自傷他害しても補償はない」と言いながら、しゃあしゃあと笑顔で名刺をくれる図太さ。理解不能。「精神障害者」に「わけの分からん人間」って言わんといてくれる!って感じ。あんたの方でしょそれは!って感じ! あーもう腹立つ!
 その他、この3日間で、国会前に来ていたいろいろな方々と交流もたくさんしました。(JIL、共謀罪阻止、ビルマ軍事政権に加担するな税金を送るな、辺野古基地建設阻止,小泉靖国参拝阻止などの方々)
 私が、ビラまきをしながら議員たちに「尼崎から来るのにお金も体力も限界です」って言ってたので、Sさんに申し訳ないことを・・・こんな私にカンパを下さったんです。ありがとうございます。これからもがんばりますから!
 私が12~13日で経験したことは、「精神障害者」がまったく偏見なく一緒にたたかえた事がうれしかったこと、先輩方がめちゃくちゃ元気なこと、議員会館の職員の方がトイレの鍵を閉める時「季節はずれの寒さだから気をつけてください」と暖かかったこと、いっぱいお友達ができたことなどなどです。
●情勢を切り開いたピープルファーストジャパン
 2月極寒の中、厚労省前徹夜座り込み闘争が始まりました。怒りネットも共に徹夜座り込み。このころがんは、鬱々、鬱々、で、お布団と1日中仲良し、情報アンテナもまったく立っていませんでした。(こういう人、今でもいっぱい居ると思うんですよね。たたかいの存在を知って闘う人も絶対いると思うのです。おうちの近所しか行動できない人の中にも「廃案でないと困る」という意志のある方はた~くさんいらっしゃるはず。「国会前に来ている人たちだけじゃない!」という確信は、5月12日の日比谷の集会ではっきり感じました。)
●いやあ ~、尼崎に戻ってから、寝る寝る。(。。)国会前でも寝てばっかりでしたが・・・。
 いろいろ国会前のことが去来するのですが、私たちの力って、もしかして、ほんとにすごくないですか?・私は確かに修学旅行の中学生や小学生に「民主主義はこうやって守るんやで~!!」と話しかけたのですが、いや、ほんとに、なんか私たちがやっている行動で、国会情勢がだんだんと変わってきていますよね! すんなりと、しゃんしゃんと、採決させてませんよね! 私、こんな経験初めてだから、興奮してます。先輩方は、こんなこと当たり前なんですか? いやぁ、ほんとにこうやって国会を動かせるなら、がんばらないと!
●今後の国会情勢、進展の予測
 通ってしまうのかどうか? 民主の裏切り。都議選前に強行採決すると「ヤバイ」という思惑があり、審議再開は7月3日都議選の後になるらしい。まだまだ働きかけが必要。
 「完全参加と平等」をうたった80年代からの国際障害者年。一定の「障害者」団体を体制内派に取り込むことができた。しかし今、「障害者」を食わせる余裕が無くなった(有り余る物に囲まれているのに、おかしなことですが余裕がないのです)。既成の「障害者」団体の陳情にさえ応えられないくらい、逼迫している。「障害者」団体さえ叩き潰さなければならないくらいに追い詰められている。5月12日の「障害者」団体が開いた集会は、自民党八代英太が発言するような集会にもかかわらず、8000人(近年稀に見る結集)もの「障害者」が集まり、参加者はほとんどが絶対反対の姿勢。抗議の嵐。怒りネットへの期待。「障害者」の生活感覚にぴったりフィットしている怒りネットの主張とたたかい。国会を揺るがしている。さらに、色々なたたかいを繰り広げましょう!
廃案までガンバロ~!!-------------------------
都議選で「障害者自立支援法」に
賛成する候補者は、落選させよう
アンケートをとりました!
●都議会議員選挙立候補者および各会派の皆様へ、アンケ-トのお願い
 わたしたちは、すべての障害者が地域で暮らしていける国や自治体の公的保障を求めています。そして、福祉の公的責任を後退させる昨今の動きに対して、反対運動をおこなってきました。
 現在、国会で審議されている「障害者自立支援法」案について、東京都の福祉の水準に大きな悪影響をあたえ、わたしたち障害者の生活や、さらには生命にさえ重大な危機を与えるものであると考えています。
 そこで、都議会議員選挙立候補者のみなさん、またこの選挙にかかわる会派のみなさんに、この法案および福祉制度のあり方について、質問をさせていただきたいと考えています。みなさんの率直なご見解をぜひ教えてください。
 わたしたち障害者にとって、東京都の福祉の状況がどうなっていくか、こうした観点から自らの票を投じたいと思います。お手数ですが、質問にお答えいただければ幸いです。
●質問
1。障害者自立支援法を、どう思いますか?
2。介護保険制度の障害者への適用を、どう思いますか?
3。介護保険制度を、どう思いますか?
4。今国会に上程された介護保険制度見直し案を、どう思いますか?
5。社会保障財源確保のため消費税値上げは必要という意見を、どう思いますか?
6。障害者の入所施設に反対する意見をどう思いますか?
7。全身性介護人派遣制度のような(入所施設の措置制度ではなく)地域自立生活を保障した措置制度の復活を求める意見を、どう思いますか?
●回答(会派のみ)
※文章での回答は、こちらで要約しました。
民主党
1。所得保障などの担保が必要
2。現段階では反対(条件つき賛成)
3。修正
4。修正
5。反対
6。必要とする人には整備すべき
7。反対
共産党
1。廃案
2。反対
3。改善
4。反対
5。反対
6。一律に反対するやり方に反対
7。賛成
生活ネット
1。議論を尽くした上で修正
2。現時点では課題が多すぎる
3。改善
4。修正
5。透明性の確保など条件付きで検討
6。法案の施設再編には課題が残る
7。公的責任は措置制度復活ではなく
自民党
1。賛成
2。国民的議論が必要
3。よい
4。賛成
5。国民的議論が必要
6。賛成
7。反対
公明党
1。回答なし
2。回答なし
3。回答なし
4。回答なし
5。回答なし
6。回答なし
7。回答なし---------------------障害者自立支援法を廃案に
6・5関西集会の報告
高見元博
 「6・5障害者自立支援法案は廃案しかない! 怒っているぞ!障害者切りすて・ネットワーク関西結成集会」は、障害者や病院・施設労働者など40人が参加し、大成功しました。関東の勢いに負けない陣形が作られたと思います。当日いろいろな都合や病気で参加できなかった障害者も今後は参加していくと言ってくれています。情報の共有化からはじめて、緩やかな連合体として作られて行けばよいと思います。
 集会では国会報告を軸に、さまざまな障害の立場から報告がなされました。怒りネットの国会闘争は、燃えに燃えています。国会前でのハンスト・座り込みと国会議員オルグ、日比谷で行なわれた6000人集会参加者との交流などが生き生きと活写されました。
 発言では障害者施設で働く若い労働者が「障害者が人間としての尊厳が守られているかどうか」が問題だと提起し、施設経営者たちが労働者に「ボランティア精神」を要求し、只働きをさせられる中で入居者に対する虐待もあると糾弾しました。施設労働者は入居者を虐待したくて就職したわけではないのに、まったく逆のことになってしまうのはなぜなのかと、悩みながら障害者の解放の道を考えていることがよくわかる発言でした。かつて30年前の障害者解放運動の勃興期にもこういう労働者が牽引したことを思い出します。
 この集会の成功から、国会に行くことはもちろんですが、地元でこつこつと学習会を積み上げて闘う陣形を拡大発展させることも必要です。この集会は確実にその基盤を形作ったと思います。
□集会発言より 
 地域自立生活を闘う障害者からのメッセージが読み上げられました。
◆視覚障害者から
 単身独居で65歳以上なので週に3時間介護保険の介護を受けている。介護保険は1割の応益負担です。年金と少しのアルバイトだけの収入の中から月に8000円かかっている。障害者自立支援法ができると65歳以下でもそうなる。イラクへの戦争の時代に入って小泉は参戦している。国会請願や大阪城での集会など闘って来た。
◆作業所で働く障害者から
 作業所を法人化しないと行政からの補助が削られる。だから1000万円集めたがそれを常に確保しておかないといけないことになっている。株式会社よりもひどい基準で、監査が厳しい。福祉切捨ては許せない。労働者と共に闘う。
◆施設で働く労働者Cさん。
 施設の入居者は自立支援法の事をあまり知らない。実施されると生活できなくなる。食費だけで月に3万円負担が増え、手元に残るのは1万円になるかどうか。今は手元に5万円ぐらい残るが、大阪に出る場合アテンダントに頼むのでほとんどの手元に残っていない。入居者は「戦争になったから役立たずは死ね」と言われているように感じると言っている。
◆施設で働く労働者Dさん
 重度障害者施設で働いている。一番大切なのは人間としての尊厳が守られることだと思う。介助の中で尊厳を守ることが見失われがちになっている。経営者は職員にボランティア精神を求め勤務時間も守られない。量を増やすことで質が落ちている。勤務時間が終わった後で入居者のために働いている。職員と入居者は対等でなければならないと思う。人権感覚を持たねばならない。実際には上下関係になりがちで虐待的なこともある。職員は使い捨てで、只働きをせよと聞こえる。それが入居者にとっていいことか。地獄だと言う人もいる。刑務所の看守になったつもりはない。人間らしい場所とは言えない。もっと地域に生きられる環境がないといけない。
◆精神障害者より
 国会闘争に行ってきた。障害者を殺してしまう法律だ。精神保健福祉法32条はもともと福祉ではない。ライシャワー刺傷事件でできた。32条の切捨てで治安的観点のみが残ろうとしている。ナチスドイツで財政的負担だからと言って精神障害者が殺されたことと同じだ。
◆聴覚障害者より
 小さいときに発病した。今会社に勤めている。聴覚障害者が話すため、聞くために金を払わないといけなくなる。既成の団体が廃案と言っていないのが問題だ。自立支援法は福祉切り捨て法案だから廃案しかない。障害児への特別支援教育改悪に反対です。在日障害者無年金者というのは戦前戦中に強制連行された人たちで今43歳以上の障害者は年金がもらえない。署名の協力をお願いします。
◆精神科診療所の精神科医より
 医療観察法は重大な差別法案。「子どもがいる時間は入所者を外に出さない」と言う形で差別の掘り起しがおこなわれている。予防拘禁であり不定期刑を科すもの。精神医療の治安的再編だ。性犯罪者問題は、人格障害者問題と言う形で予防拘禁的な動きになっている。当面の課題と長期的な視点を持たないといけない。
 自立支援法について。自立より助け合いが必要だ。精神科特例など精神障害者は差別されてきた。政府は治安政策を謝罪したこともない。医療費も入院に76%使われ通院は23.6%にすぎない。一般は50対50だ。社会的入院者は政府の言う72000人を大きく上回り、30万人の入院者の3分の2を占める。財政的問題と言うが措置費が数十兆円ういている。そういう全体を見ないといけない。精神障害の原因を脳内に求めたり、薬物主義や電気ショックなどは許せない。社会保障改革は2007年までと言われている。いろいろな攻撃はなまやさしくはないが、障害者解放運動を立て直し発展させる絶好のチャンスだ。いま自分がどう闘うかが問われている。
◆国会報告を2週間上京していた仲間がおこないました。
 行政はすでに法が決まったかのようにしており、一部障害者が「しゃあない」となっているのが腹立たしい。支援費が264億の赤字と言うが防衛費二日分で有り余る。実際のことは政省令で決めるなど、厚労省の独裁だ。攻撃の激しいときほどチャンスがある。と強調されました。
 会場から積極的な発言が多くありました。精神障害者、精神科医などに続き、精神科診療所の労働組合から発言がありました。法が成立していないのに、行政機関からの研修はすでに終わろうとしている。内容に危機感を持っていると訴えられました。
■6・5集会へのメッセージ
怒っているぞ!障害者切捨て!全国ネットワーク
 「怒り・ネット関西」結成集会にお集まりの仲間の皆さん。東京の地より結成集会の大成功を期待しています。
 私達は、「障害者自立支援法」廃案を目指して5月10日~13日、5月25日~27日の2波にわたる国会前ハンスト・座り込みを行いました。この間2万枚に及ぶびらもまきました。この間の闘いへの関西のかたがたの結集とご協力にこの場をお借りしてこころよりおお礼申し上げます。
 この2波のハンストを含む私達の闘いによって「自立支援法廃案!」の声が大きく広がり、いまやすべての障害者の声となりつつあります。その結果として、与野党を問わず国会議員の中にも動揺が生まれ廃案の声が広がり始めました。法案廃案の可能性は大きく切り開かれています。
 このようなきわめて重要な時期に「いかり・ネット関西」が結成されることは私達怒り・ネットにとっても、すべての障害者にとっても大きな力となると期待しています。
 小泉政権はイラクに自衛隊を派兵し、さらには教育基本法も憲法も改悪して日本を「戦争をする国」に作り変えようとしています。自立支援法はこのような動きの中で出されてきているのです。そして次には「尊厳死法案」まで準備しています。障害者は戦争国家の下では生きられません。
 そもそも、あり余るほどの生産力を持ちながら障害者の生活を保障できないなどということは絶対にありません。こんな社会のあり方は絶対に間違っています。自立支援法をなんとしても廃案に追い込み、障害者をはじめすべての人々が安心して暮らせる社会を力を合わせて作っていきましょう!
 関西の皆さんともに戦いましょう!
2005年6月5日--------------------------「修正項目」を出した民主党に
要請書を出しました
●要請書
民主党・横路様
 わたしたちは、6月8日に貴方の名前で発表された「障害者自立支援法案の主要な論点と修正協議項目」(以下「修正項目」)について、重大な問題があると考えております。このままであれば、民主党が福祉の切り捨てに手を貸すことになるのではないか、との危機感を感じております。そこで、以下の論点について、面談のうえ、お答えをお願いします。
(1)「障害者・児、家族及び関係団体からは一歩でも法案の改善を求める悲痛な叫び声が国会に届けられている。この当事者の声に真摯に応えていくことは、政治の重大な責任である。」について
1。わたしたちは、この法案の一部を修正したとしても、福祉切捨てを進めようとする本質は変わらないと考えています。そのような主張を国会に届けるために、2度にわたり徹夜の座り込み・ハンストをも行ってきました。わたしたちと同様に廃案を求める障害者が全国にいます。にもかかわらず、法案の修正を求める意見にのみ応えようとするのは何故でしょうか?
2。そもそも、この法案を作る過程で、全国の障害者の声を反映させる手続きなど何も行われていません。それどころか、社会保障審議会・障害者部会の障害者委員の反対の声さえ無視して作られたのが実態です。少しでも障害者団体の集会に参加されたことのある方なら気がつかれていると思いますが、この法案に幹部が賛成を表明しているような団体であっても、会員の大多数が反対の意志をもっているというのが今の現状です。したがって、法案を廃案にして、全国の障害者の意見を真摯に受け止めて、今後の制度を検討するというのが「政治の重大な責任」を感じる党の取るべき姿勢であると考えます。
 こうした点についてのお考えを伺いたいと思います。
3。「悲痛な叫び声」を受けたと述べられているにしては、「民主党・障害者政策ワーキングチーム」が5月10日付けて出された「障害者自立支援法案」に係る中間まとめ(案)」(以下、「中間まとめ案」)に比べても後退している点があることは、何故でしょうか? 衆議院厚生労働委員会の本格審議は5月11日からであり、日比谷での大集会は12日です。本格審議が始まってからのほうが、全国の真剣な声が寄せられているはずです。にもかかわらず、後退した内容となっているということは、今後与党との修正協議に当たっては、さらに後退を行うことが懸念されてなりません。この点についてはいかがお考えでしょうか?
 なお、後退していると考えるいくつかの点につきましては、この後の文章の中でも指摘させていただきます。
(2)「法案の目的に、障害者基本法の目的に明記されている『自立及び社会参加』を加える。」について
1。第一条の「目的」で一番問題なのは、「障害者及び障害児がその有する能力及び適性に応じ」という文言が入っている点です。厚生労働省は、社会保障審議会・障害者部会で「訓練すれば施設から出られる人もいる」と、介助などをあまり必要としなくなることが地域生活を送る条件であるという発言を行っています。これは同省の伝統的立場です。したがって、「障害者及び障害児がその有する能力及び適性に応じ、『自立および社会参加』を営むことができるよう、必要な障害福祉サービスに係る給付その他の支援を行い」と変えてみても、もともとの条文の差別的な意味は全くかわりません。
 この法案の中に6箇所以上出てくる「能力及び適性に応じ」という表現すべてを変えない限り、この法案の目的の差別性は全く変わりません。この点についてのお考えを示してください。
2。「中間まとめ案」では、「障害者福祉における『自立』の概念については、サービスを利用することによって『障害の種別や程度にかかわらず、地域において障害者自身が自分自身で暮らし方、生き方を決められること』である旨を明らかにすること。」との文章が出てきますが、何故これは今回の修正の対象には入れていないのでしょうか?
(3)「定率負担の凍結・所得保障」について
1。「修正項目」の中には、「低所得者対策については、介護保険制度導入時の対策も参考にしつつ、当面の間の経過措置としての定率の軽減や社会福祉法人等による減免等の措置を講じる」という文章が出てきます。これは、応益負担を認めるということでしょうか?
2。ここで言われている「凍結」とは、現行法の応益負担にかかわる部分は法律として成立させた上で、その施行については遅らせる、との意味にも解釈できますが、この点はいかがでしょうか?
3。「定率負担」と「応益負担」とは全く同じものであると考えますが、ここで「定率負担」という表現を使われているのは、どのような趣旨でしょうか? 2000年の国会の付帯決議などでは「応益負担」という言葉を使っていたはずですが。
4。民主党の議員の国会質問で、「障害者への応益負担は世界的にも行われていない」との趣旨の発言が行われています。にもかかわらず民主党は、与党と共に世界初の悪法を作ろうとしているのですか?
5。応益負担を認めておいて、所得保障を語ることは、全くナンセンスです。所得保障で収入が増えた分、応益負担でまた取り上げられることに過ぎないからです。とりわけ、介助をより多く必要とする重度な障害者ほど、たくさんお金を支払わなければならなくなる構造には何の変化もありません。この点についてのお考えを示してください。
6。介助をはじめとする福祉は、国がそれを保障する責任があり、それが憲法25条の規定することです。厚労省は、社保審・障害者部会で「障害者福祉も契約制度になったのだから、応益負担は当然」と発言してきました。しかし、「契約」と「応益」という考え方は、国が保障する福祉という考え方を完全に否定するものと考えます。民主党としては、この点についてどのように考えられるか示してください。
(4)「国及び都道府県の障害福祉サービス費に係わる費用負担については、障害程度区分の基準サービスに該当しない非定型・長時間サービス利用者の場合でも義務的経費の負担対象とする。」について
1。この意味合いは、国庫負担金の対象として作られる「障害程度区分」は認める、ということでしょうか?
2。介護保険の「要介護程度区分」をみても明らかなように、こうした区分は利用者の介助の必要に応じて決められるのではなく、国の都合で決められているに過ぎません。したがって、家族の介助がなければ、地域で生きることはできません。「障害程度区分」とはこれと同じものになることは明らかであると考えますが、民主党としてはどのように考えられているでしょうか?
3。そもそも、障害者の介助保障がどのくらいの時間行われるのかなど、その水準についてはもっともわたしたちの生活に直結した問題です。したがって、国会の審議の場で厚労省の見解を出させ、それについての議論を行うべきであると考えますが、いかがでしょうか?
4。現行の法案をそのままにしておいて、仮に政省令で「非定型・長時間サービスの利用者の場合について」の「義務的経費の負担」が規定されたとしても、それは経過措置のようなものに過ぎないと考えますが、いかがでしょうか?
 
(5)「地域生活支援事業における『移動支援事業』は据え置きつつ、個別給付の『重度訪問介護』『行動援護』対象を拡大し、サービス受給者の範囲を実質的に現状水準に維持することにより障害者の社会参加を保障する。」について、
1。移動のための介助が他の個別給付の介助制度と切り離されて「地域生活支援事業」に組み込まれていること事態が問題であるとは考えませんか? そして、あらゆる障害者から個別給付に戻すように声が上がっていることについては、どう考えられるのでしょうか?
2。「中間まとめ案」では、「今回の制度改正においても、障害者の社会参加の根幹となる移動支援サービスは従前通り個別給付とするべきである。」と述べられているのに、「修正項目」ではそのように主張されていないのは何故でしょうか?
3。そもそも民主党の問題点の指摘の中では、「地域生活支援事業」の問題性に触れていませんが、それは何故でしょうか?これまで、それぞれについて補助金の対象となってきた九つを超える事業を一括した補助金制度にするということは、補助金の削減を狙って行われているとしか、わたしたちには考えられません。この点についてのお考えを示してください。
(6)「自立支援医療」の凍結」について
 「公費負担医療を自立支援医療とする本年10月からの実施は見送り」とは、法案から「自立支援医療」に関する条項を削除するということでしょうか? それとも、付則などで実施の凍結だけを求めるということでしょうか?
●「修正項目」の中に「前記の多くの論点を踏まえれば、本法案に対して民主党は反対である。」と述べられています。そうであるならば、それを貫き、廃案を子祖主張していただきたいと考えます。郵政法案については廃案を主張されている民主党が「障害者自立支援法」案については、そういう主張をされないことについてわたしたちは不可思議な感じを抱いてまいりました。
 そして、現行法や現行制度の見直しや改善の議論からやり直すべきであると考えます。

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