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2006年10月 2日 (月)

怒りネット通信 第22号

怒りネット通信 第22号 
2006年10月2日
怒っているぞ!障害者きりすて全国ネットワ−ク

■もくじ
10月全面施行をするな!8・26集会報告
板橋区役所で2回の座り込み行動
9・8大田区の鈴木裁判報告
8・22相模原アピ−ル行動の報告

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●10・2全面施行を許さない!厚労省行動
11時半、弁護士会館クレオのロビ−集合
12時、厚労省前ビラまき→13時、申し入れ行動
15時半、国会への第2次署名提出行動(参議院第2会議室)

●10・31日比谷公園に集まろう!
障害者自立支援法の出直しを求める2万人規模の大集会が去年1万人集会をやった陣
形から呼びかけられています
  
●障害者自立支援法の撤廃を求める署名を集めよう!

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10月全面施行をするな!自立支援法撤廃
8・26怒りネット集会の報告
鷹林 茂夫

 8月26日、午後1時すぎから文京区民センターで「10月全面施行絶対反対! 
障害者自立支援法撤廃をめざす全国集会」が92人の参加で開かれました。
 茨城の沼尻勝江さん、世田谷の酒井さんの司会で始まった集会は、最初に古賀さん
から自立支援法の問題点を中心に基調の提起を受けました。
 提起は、1:応益負担の重さと「福祉は買うもの」というイデオロギー、2:生活
支援の必要性を正しく反映しない障害程度区分制度、3:介護保険以下のホームヘル
プ国庫負担基準、4:報酬単価引き下げ等で事業所・施設・グループホームの経営が
成り立たなくさせられる、ヘルパーも生活できなくなる、5:必要な事業が地域生活
支援事業に編入されて縮小・不安定化する、6:「自立支援医療」で対象者が限定さ
れる上に負担が増える、7:実態をふまえない障害福祉計画で、地域生活への移行は
進まない、8:全国で続出する施設退所や心中事件これに対して各地で起きる闘いや
大規模な抗議集会が、自立支援法の問題性を的確に表している。あわせて、自分たち
は支援費制度の時から契約制度に反対し、自立支援法は当初から「廃案」を主張して
きた、今それを支持する人が増えておりその正しさが立証されたと語り、たくさんの
人が怒りをもって立ち上がっていることの中に、これからの希望をみたいと結びまし
た。

●各地からの報告

 その後、参加者からの発言にうつり、関西から兵庫、京都、大阪の3人、新潟、茨
城、相模原、福生、立川、板橋、杉並、八王子、大田区、世田谷区、府中市などの各
地から発言をいただきました。すべて紹介できないのが残念です。以下いくつかの発
言を紹介します。

◇兵庫・高見さん「関西として全体的には7月4日の大阪府庁抗議行動に2200人
集まりました。怒りネットが署名をしましたが、1時間余りで350筆集まりました。
尼崎市では、障害6団体というのがあって、兵精連も6団体と共に行動するようにな
りました。
 尼崎で介助を受けているのが2300人います。6団体要求として、非課税世帯の
負担上限を国の2分の1とし、それを市に補助してもらいたい。もう一つは、移動支
援ということで、国の補助金では1億1千万円足りないんですけど、市に出すように
要求しています。あわせて1億5千万円の要求ですけど、支援法ができた時に、市は
障害者予算を3億円削っています。もう一つ、精神障害者の問題として、退院支援施
設が出てきています。これは、精神病院の病棟を丸ごと一つ『退院支援施設』とする
というもので、患者をそこに入れると退院したことになってしまうのです。1病棟建
て替えるのに1億円の改修費が出るそうです。心神喪失等医療観察法をつくる時に、
社会的入院の7万人解消と言われましたが、それがこういう形になっています。敷地
内にいても退院したことになってしまう訳です。関西で9月15日に怒りネット関西
集会を行います。いろいろな障害者団体をまわって100人ぐらいは参加するのでは
ないかと思っています。10月全面施行を許さず、闘い続けていきます。」

◇京都「許せないことに、京都市の本庁の方がケースワーカーに対して、担当してい
る生活保護世帯の内5件を選んで、働く時間を増やすとか就職を早くしろというよう
に指導するとかいう形で、少しでも生活保護の数を減らしていくことを業務命令とし
て出したことが明るみに出ました。障害者の闘いが大きくなりそうな状況を感じてい
ます。9月15日関西の集会、そして10月1日施行日当日は、まだ正式には決まっ
てないんですけれども市役所前に集まって抗議の声を上げることになると思います」

◇大阪「視覚障害者なんですが。大阪では聴覚障害者については、応益負担は取らな
いということだとか、これは大阪だけではないんでしょうが、大阪の1割負担を非課
税の者で最高1カ月2000円以下、課税世帯で4000円以下というのを確約させ
ました。闘った成果、声をあげたことで勝ちとった成果だと思います。遷延性意識障
害や頭部外傷の人が中心になって、病院のリハビリ部門などが切り捨てになってる訳
で、それに対する闘いなども、多田先生が呼びかけた闘いがあって、444029筆
の署名が集まって、ものすごい闘いがまき起こっています」

◇新潟・桐沢「新潟では半数の障害者の認定調査が残っているそうです。私個人です
が、認定調査を受けてどの位の介助時間が保障されるのかまだ分からないのに、先に
認定を受けられるかということで、いまだに認定調査を拒否しています。介助者の中
には『見なし資格』の人が大勢います。同じように働いて30パーセント減というの
はおかしいではないかという事で新潟市とかけ合いましたが、法律がそうなっている
なら新潟市でなんとか保障してくれという交渉に入って行きたいと思っています」

◇茨城県・里内さん「つくば市と土浦市で減免要求をしました。筑波市は、市議会で
請願が退けられて、土浦市はサービス量が現状維持を4名してますが、筑波市はサー
ビス低下があると見ています。県交渉もやりました。減免措置は県としてやらない、
自立支援法は県に責任ないと言ってます。筑波市で、古賀さんを呼んで120人で、3
月に集会を開催しました。それをきっかけに月1回の集まりを持っています」

◇沼尻勝江さん「6月に1度、筑波市と交渉をもったんですが、その後交渉を申し入
れたが2回拒否されました。10月になって制度が始まってからならば話し合いをす
るが、できないと言ってきました。これではどうしようもないと、筑波市議の人2人
に紹介議員になってもらい、22日に交渉ができました。が、サービス水準が現状維
持になるかなあ という危ういものでした」

◇杉並区の高橋さん「怒りネットの7月号に、杉並における精神障害者の作業所が1
5ケ所一斉に閉所して統一集会をやるという報告がのっています。その後のことを報
告します。杉並区が利用料について、地域活動支援センタ−の事務手数料というペテ
ン的なやり方で可決しました。保健・福祉委員会で話し合うのではなくして、総務財
政委員会で決めてしまった。それを杉並区長・山田がおこなった。その後『精神障害
者作業所連絡会』が交渉をもっているが、若い作業所の職員が作業所を超えて集まっ
て、勉強して話し合って、当事者の人達と一緒にたちむかっている事を報告したい。
タテマエと攻撃の矛盾が明らかになっています。通所者は『今までのような作業所が
よい。残せ』というと、課長は『いや、本人が今望んでいる内容がはたしてその人に
とって良いかどうかはわかららないでしょ。それを援助するのが職員の役割じゃない
か』と、とんでもない事を言います。区も都も国も確信を持っていない。職員、労働
者にとっては、自立支援法は職場喪失、失業の攻撃でもある。障害当事者と一緒に拠
点をまもってゆきます。憲法を改える攻撃と一体でやってくる訳だから、憲法改悪を
許さないという闘いとも合流して、職員も闘っていきたいと思います」

◇相模原市の池田さん「相模原は、青い芝系の『生きる会』と、それから池田まり子
の方がつくった『障害者の生活を創る会』という会が昨年9月に発足しました。三障
害一緒にやって行こうと、今回は共催で8月22日に市と交渉を行いました。今年の
はじめから毎月1・2回勉強会を開いて、今回で10回ぐらいになります。今年は5
月22日に、障害福祉課と14項目の交渉を3団体で持ちました。60人ぐらい参加
しました。私たちは事業所がなければ生活ができないという事で、一緒に訴えました。
8月22日には、相模原駅から1時間かけてデモをやりました。自分たちの意見をもっ
と広い人たちに知ってほしいという事で、今回は参加者102名でした。その記事が
朝日、読売にのりましたが、市の対応は良くありません。もっと勉強会を重ねて程度
区分の問題なども突っついていきたいと思います」

◇福生市・渡辺さん、介助者の藤本さん「10月に国会に行ったのがキッカケで怒り
ネットと知り合った。自立支援法というのは、障害者の自立を阻害するものであると
いうこと、自殺に追い込む法律だと思いました。昨日、マル障(東京都心身障害者医
療費助成制度)の新しい医療証が来たが、1カ月4万2百円の上限を4万5千円にす
ると言っていた。1万2千円の上限。負担がかなり大きくて、入院するのが難しい状
態です」

◇茨城・常南交通労組「茨城県立の養護学校の送迎バスの乗務員で作っている労働組
合の執行委員長をやっています。7月26日から28日まで72間のハンストを県庁
前で行いました。地元の常陽新聞では取りあげてくれましたが、読売、朝日、毎日は、
取りあげてくれませんでした。県の方に申し入れをやりましたが、弱い者は何も表現
してもらえないと言うのが頭にきて、ハンストをやりぬきました。目標として掲げた
『福祉きりすて、規制緩和、入札反対』をうちだしてやった事で、皆さんと俺たちと
共通の問題がふりかかっているという事を、県もわかっただろうと思います。しかし、
のらりくらりでハッキリした返事が出ていない。これをキッカケに何回もやるつもり
でいます。ご協力を。」

◇板橋の松本さん「4月から施行されて、板橋においては、1ヶ月1回のペースで行
政と話し合いをしている。昨年の区議会で、全会派一致で、24時間を必要とする重
度障害者に対して、現行の水準を下まわらないように、という要望を出した。現在板
橋区では24時間を受けている障害者が8名おり、課長は時間数を減らす方向があり
うると答えたので『板橋 長時間を要する重度障害者の会』として、8・31の回答次
第では区の玄関前などいずれかで座り込みをすることがほぼ決まっている。区は、助
役段階で決定したということなので、即座り込みの行動をおこすということになると
思う」

◇大田区・鈴木さん「移動介護の大幅削減に対して裁判をやっています。納得がいか
なくて、1年前に大田区との話し合いを何回もくり返してきたが、納得はいきません。
今は9月8日の第6回口頭弁論を、岩田課長や元の課長、自分の事にかかわった人た
ちを証人として、呼んで行います。傍聴をお願いします。10月からの自立支援法の
本格実施にむけた認定調査について、支給基準を出してくれて、納得がいけば受ける
が、今の所は受けないと言いました」

◇府中市・梶原さん「8月15日に『府中在障会』で交渉して、質問書への回答を得
た。その中で、要介護度によって支給される介護の時間が割りあてられる要綱をつく
りたいという事で、府中市が言い始めていて、意見を求められた。あくまでも要綱を
作ることに反対という意見を伝えた。自立支援法の事についても、要綱の記載につい
て書かれていないので、そんなものを作るのはいかがなものかと言った。市の財務担
当の方から予算を編成する際にある程度の目安が知りたいと言う事で、そのような話
がもち上がってきたそうです。知的障害者の方がもっと厳しく、1カ月に65000
円取られるという事がおきていて、何とかしないといけないと思っています」

◇世田谷の森下さん「支援法とは関係ないかもしれないが、今、世田谷区では大変な
事がおきまして、これまで生活の支援をやってきた公務員ヘルパーを10月でなくす。
われわれは抗議行動や連続行動等を何回もやってきましたが、区の対応が、廃止の一
点張り。必要な人に24時間介助を勝ちとりたいと思います」
 私からも「区の方に介助連として申し入れをしている。独自減免について、都の3
パーセント減免を課税世帯まで広げろという事でやっている。利用料の上限も一律半
額にしろと申し入れている」と発言しました。

◇板橋の斎藤さん「斎藤彩人は、この11月に20歳になる。普通学級から都立高校
に行ったが、都教委・校長から『出て行け』という事で圧力をかけられて、退学処分
をかけてきた。裁判で闘っている。今度、最高裁になってしまった。弁護士の皆さん
も何とか良い判決を出したいという事でがんばっている。知的障害をもつ子ども達、
定時制の生徒達みんなの人権・尊厳をかけて闘っていきたい。彩人は障害程度区分認
定を受けないでいる。自立支援法も壊して行きたい」

 会場には10月全面施行への危機感と闘う決意があふれていました。
 その後、開場を移してビールで乾杯。交流を深めました。

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板橋区の報告
区役所で2回の座り込み行動
松本 福一

 昨年来から板橋では、8月に発足した「長時間介護を要する重度障害者の会」を中心
に陳情を区議会に対し2度にわたり提出し、今年2月には全会派一致で、1:現行のサー
ビス水準を下げない、2:入院時の介護を認めることを議決されました。4月には一部
施行もあって地域保健福祉協働協議会からも提言として自立支援法の問題をあげ是正
するよう区に対して要望を行ってきました。この回答を踏まえ重度者の会として月1回
のペースで福祉課長と話し合いや議員紹介の部長交渉(3月)を行い、議会決議を軽
視することなく24時間を認めるように働きかけを行い、また7月下旬にはシンポジウム
を協議会主催で(119名出席)行い、そこでも10月本施行に際し、現行のままサービス
を維持すること、移動支援などに旅行や冠婚葬祭の出席を認めること、複数介護も認
めることなどを要望してきました。
 以上のような動きにも関わらず、区は8月21日に私を呼び出し「説明会を開きたい」
といってきたので「何の説明会をするつもりなのか、時間を減らすことはあり得るの
か」との問いに対し、「ありうる、22時間を考えている、夜間はいらないのではない
かと思っている」という回答だった。そのため緊急に重度者が集まり、どう対応する
かを検討し、私の方から「障害者運動の原点に戻るべきだ」と提起し、8月31日の区の
説明会(区は懇談会と言ってきたが)を蹴り、実力行使をするということで意思一致
をし、以下のような行動を展開した。

■8月31日の行動

 板橋区は、重度の障害者に対し、懇談会と称し以下のような文面の文章を前日になっ
て送りつけてきた。
◇懇談内容
1:夜間ヘルプの必要性調査について
2:ヘルパーの業務遂行状況について
3:労働基準法令遵守について
4:経済活動及びその送迎について

 このことは、まず、夜間ヘルプで睡眠および仮眠を認めないということであり、支
援法で一番削れるところである。2:については、これは、利用者である障害者に聞
くのはお笑い種であり、聞くとすれば事業所であろう。このことは、どこかの事業所
が72時間続けて同じヘルパーをヘルプに入らせ、それを利用者が福祉事務所に報告し
た、という経緯がある。しかし、考えてみれば、今、障害者に対するヘルパーは数少
ない。それを持って区が責任を放棄していることを見逃すことは出来ない。障害者の
場合誰でもよいというわけではない。3:については週40時間を厳守させる、あるい
は、ヘルパーのスキルアップをいいたいのであろうが、マンパワーの不足や、一般の
労働と少し違うことを考慮すれば、この質問自体もナンセンスである。4:について
は、そもそもが一般の企業で働き、その労働に対し賃金をもらえる重度な障害者がど
れだけ全国的にいるかと言う話になり、ナンセンス極まりないし、今月は障害者の雇
用促進月間であるが、雇用する企業さえ無いのに、何で聞くかなぁ!?

 私の場合で言えば、NPO法人であり名前の通り、非営利特定法人であるから、利
益は得ていないし、それに対する対価も無いので、単なる移動支援にしかならない。
経済活動には当たらない。そのようなことを説明するわけではなく、24時間保障を
今までやってきたのだから、それを遵守する以外手立てはないし、支援法の付帯決議
の中にも、あるいは、主管課長会議の資料の中にも「現行のサービス水準を引き下げ
ることをしないよう」と明記してある。板橋区は93年に全国に先駆けて公的に24
時間保障を認めた区でもある。それが、支援法になったとたんに、「あなたたち重度
者には膨大なお金がかかる(福祉事務所長談)」などと言い出す始末。もちろん、撤
回はさせたが、このような人間が福祉に携わっている以上、不信感を拭い去ることは
出来ない。
 「時間数を削ることを同意していただければ削る」などと言う。そういうのには、
一切のれない。当日、今まで区が24時間介護を認めてきた障害者が全員集まり「同
意できない」と言っている以上、区はそのまま24時間を認めればよいのであって、
個別対応や個別訪問はナンセンスである。

 というようなことで、懇談会を打ち切り1Fの正面玄関前に横4mの横断幕を広げ、
ビラまきを開始した。ビラまきと同時に座り込み、アジテーションをやりぬき、50
0枚あったビラは400枚1時間あまりで撒ききってしまい、総務課の人たちも理解
を示し、「許可は出来ないが迷惑が無い程度にやってほしい」ということで、6時ま
で門を開けておいてもらった。また、区議団の人も3名ほど懇談会および抗議行動に
加わってくれた。

 それに対し、区側はなんの対応もしない。その日は終わり、9月4日、3時半から
抗議行動を再開し、総務課に行き理解をしてもらい、100枚のビラを撒ききった。
途中福祉課長の方に行き、この状態のまま10月を迎えてもよいのかということに対
し、24時間介護を認めるということと、部長を6日に出席させるということを確約
させ、その日は終えた。実質的な部長交渉を勝ち取り、24時間を保障するというこ
とも明言させ、個別訪問でなく、団体の話し合いの場で言える範囲での説明をすると
いうことで終えたことは、私たち重度障害者の会としての勝利であり、他区や他県に
おいても何らかの影響を及ぼすことは間違いない。しかしながら、これで100%と
いうわけにはいかない。部長交渉で認めさせるまで、戦い抜くことを決意した。4日に
第2弾の座り込みを行い、部長をひきずり出すことに成功しました。

■9月6日部長交渉

 9月6日、1時から3時まで部長交渉を行いました。出席者は15人から20人の
間です。その中に古賀さんが応援に来てくれました。ありがとうございました。内容
ですが、部長は1時間しかいられないということでその間、重度者の会の5名から区
のほうがどうして24時間必要なのかという(今さらながらという気もしますが)、
ということだったので、部長とは初対面でもあり教育課から異動してきたために具体
的に障害者のことを把握していないということで、こちら側の障害者から(当日雨が
降っていたために人工呼吸器を装着している仲間は欠席で、もう1名の堀さんは術後
の経過が思わしくないということでメールで送られてきた意見を松本が代読するとい
う事でした。)協力という形で書面であるいは代弁やトーキングエイドや文字盤、さ
まざまな形で必要性やタイムテーブルを説明しました。

 終えたときに部長は「明言はできないが、今日の説明を汲み取り調整会議にかけて
下回らないようにする」と発言しその後、課長が引き継ぎ区の立場とかこちら側の質
問とか1時間15分にわたり交渉が続きました。その中で課長が「国が国庫負担を減
らしているから」という発言があり、その発言に対し古賀さんが「国に迎合するので
はなく区も国に対し要求するなりすべきであって重度の障害者から時間数を削るとう
うのはおかしい。国がどういおうと障害者の命を守るのがあなた方の責務である」と
いうようなことを発言して下さった。課長は何も言い返すことはできなかった。私は
進行とまとめることをやる役目だったため言えなかったため胸のつかえが取れました。

 今後は調整会議の動向を見つつ第3弾の抗議行動もしていくことで考えています。私
としては個人的には、怒りネットの仲間と同じく自立支援法を撤廃したいとは考えて
います。板橋ではまだまだ問題点はあるが、改善していくというスタンスが多いため
撤廃の方向性が出ていません。今後はこの自立支援法がでたらめであるということを
主張し、撤廃運動を展開していければと考えています。

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9・8鈴木裁判が結審
大田区の課長長、係長、そして鈴木さんが証言
鈴木敬治さんのホ−ムペ−ジより

◆今回の口頭弁論期日
  2006年9月8日 午後1時30分〜午後5時00分 708号法廷
◆傍聴券発行  無し。

◆今回の期日で実施された訴訟手続き
 ・原告 請求拡張の申立て
    (平成17年7月1日〜平成18年3月末日分の金銭支払請求)
 ・証人尋問
 ・原告本人尋問
 ・結審の宣告。

◆尋問の時間経過
  証人1 岩田美惠子(大田区保健福祉部前障害福祉課長)尋問
    午後1時30分〜午後3時10分
  証人2 大須賀浩 (大田区北地域行政センター 地域福祉課)尋問
    午後3時25分〜4時30分
  原告本人尋問
    午後4時30分〜4時50分

◆尋問の内容
 詳しい内容は、9月末ごろに尋問調書が出来ますので、お待ち下さい。
  
 移動介護要綱を制定した責任者である岩田課長については、主尋問で、「要綱は上
限ではない」旨の証言をしていました(上限が違法なのは明らかだから)が、反対尋
問では崩されていた印象です。
 鈴木さんのケース担当者である大須賀係長は、主尋問では、平成16年3月2日の
支給量変更の勘案調査のときの移動介護124時間認定は、確認的に聴いただけで意
味がない旨の証言をしていましたが、反対尋問では、3月2日にも鈴木さんの外出内
容を勘案認定していた旨認めていました。
 鈴木さんは、移動介護要綱の非情性を訴え、自分だけのためでなく全国の障害者の
ために裁判を起こしたことを力強く陳述しました。
 鈴木さんの陳述が終わったとき、感極まった傍聴席から万雷の拍手が鳴りひびきま
した。

◆次回の期日指定=判決言い渡し
  2006年 11月29日 水曜日 午後1時10分
  712号法廷 (いままでと違います)

◆藤岡弁護士のコメント
 尋問の「手ごたえ充分」という印象です。しかし、今後も気を引き締めて行きたい
と思います。次回いよいよお待ちかね、判決言い渡しです。刑事判決とは違い、法廷
では主文しか読まれません。ただ、お越しいただいた方には、裁判所がマスコミに配
布する「判決要旨」のコピーを差し上げる予定です。地裁玄関前にお集まり下さい。

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相模原市の報告
8・22 アピール行動をやりました!

●第2回目・相模原市との話し合いは、いっきに「アピール行動」です
佐藤 美知江

 前回の『怒りネット通信』に報告しましたが、第1回目の交渉は、市独自の施策は示
されず、それ以前の話し合いに臨む姿勢そのものに不信感、いらだちさえ感じざるを
得ない態度を、終始感じていました。「このままでは行政ペ−スで進み、結局、地域
の施設化は何の抵抗もなく着々と準備されてしまう!」誰もがそう感じていたと思い
ます。8月の交渉を確実にとりつけ、その準備を進める内に、市側は交渉人数を20名と
制限してきたのです。ここでいっきに私たちの気持ちは、ストレ−トに22日アピール
行動へと皆で盛り上げていった感じです。

 当日は真夏日、暑さ対策が第一の課題になるほど、一人一人の気持ちが天候に表れ
た熱いアツ〜イ一日でした。最寄駅から市役所までの約1キロをメッセ−ジボ−ド、メッ
セ−ジコ−ル、市民への呼びかけビラまきと、100名にも及ぶなかなか、パワフルなア
ピール行進でした。メ−ルでも呼びかけた為、懐かしい仲間の顔、仕事の合間のスケッ
ト隊にかけつけてくれた市民や、ボランティアで関わりあった人たち、ついでに交通
整理と安全確保にと、私達の行動を見守ってくれた警察関係者まで、堂々たるもので
す。市役所前、日陰を求めながらの屋外集会は交渉が終了するまで、各自「障害者自
立支援法」によって追いつめられている生活を訴えたり、新聞記者へのインタビュ−
を受けたり、私は撤廃署名をとる事で、仲間たちの思いは結局「撤廃しかない!」と
終始、和気あいあいの解放感一杯の出会いの場でした。

 かたや、代表団はそれこそ全力で交渉に挑み、自分達の立場を訴えました。が5月
の交渉とあまり変化なく疲れた顔で集会と合流。集った仲間達のパワーでやっと元気
になった感じです。保守的な市に対してこれからどう対応したらいいのか? これは
相模原市に限らず、どの地域も同じだと思うのです。いえ、どうしてここまで、市民
の声を踏みつぶすのか、その根っ子の根っ子、世界情勢や国内の政治・社会の動きと
「障害者自立支援法」との関係など--これからはここまでしっかりと知っておかない
と、しんどくなる一方かも知れません。

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●まったく感じられない市独自の姿勢
池田 まり子

 火曜日のアピ−ル行動、お疲れ様でした。「生きる会」「障害者の生活を創る会」
2つの団体で当事者中心の呼びかけでしたが、支援者、関係団体・事業所、個人、市
外の方等、さまざまな方たちが応援参加して下さいました。翌日の朝日新聞や読売新
聞でも取り上げられました。新聞発表では約80名ですが、終了時までの延べ人数
(主催者側のカウント)は102名でした。はじめての行動としては、パワフルなア
ピ−ル行動になったと思います。交渉は、5月の交渉とあまり変化なく、市独自の姿
勢などまったく感じられず、無力感に襲われる散々なものでした。また長い闘いが始
まるという感じです。でも集まってくれた方たちのパワ−で、なんとか無力感から脱
出したいものです。

・相模原市との話し合いの記録 2006年8月22日 午後2時〜4時

出席者:市側は、篠崎障害福祉課長をはじめ7名
生きる会・創る会側は、8名と西村あやこ市議、介助者など4名

池田−今、相模原駅から市役所まで100人ほどの仲間と歩いてきました。外では皆、
不安な気持ちを抱いて待っています。私たちは、その人たちの代表です。
---要望書読みあげ(梯谷)---
池田−少し補足します。1について。相模原独自の制度をつくっていただきたい。1
0月まであと1ヶ月。スタートできるのですか? この前の話し合いでは「上限は設
けない」と篠崎課長はおっしゃって下さいました。定率負担については、東京では減
免措置があります。「一般世帯」の枠も広すぎます。私は子供を保育園に預けていま
す。保育園の利用料は細かい階層にわかれています。そのようにはなりませんか。そ
れから償還払いのことがどれくらい周知されているか聞きたい。入院時の介助につい
ても、我々は言い続けてきました。ヘルパーとはあえて書きませんでした。去年個別
に対応していただきました。それをシステム化してほしいのです。医療現場の実態を
知ってほしい。障害者のことを理解していないお医者さんも多いです。市として働き
かけてほしいのです。支援法外の作業所・ケアつき住宅も大切なものです。
 2について、事業所の安定についてです。行政の責任逃れにみえてしまいます。競
争原理が働いてサービス向上が望めるという効果があると宣伝していましたが、競争
するほど、利益が上がるものではないです。逆に重度の人が断られるのです。事業所
を選べるといいますが、不安定な中では逆に障害者が選ばれてしまうのが現実です。
 3について、あたりまえに生きることがこの相模原ではできました。それを長年伝
えてきました。国の方針はまるで逆です。国の姿勢に従うという市。それだけなので
すか?といいたい。自分たちのことを自分で決めて暮らすのが自立生活の第一歩です。
支援法は自分のことをコンピューターや審議会が決めてしまう。無力感におそわれて
います。それだけではないとおっしゃってくださいますが、あきらめてしまう人の方
が多いと思います。ご理解いただきたい。市の姿勢を見せていただきたい。
篠崎課長−1の(1)サービス利用意向調査・・審査会の判定結果をもとに、ご本人のご
意向・勘案事項をうけて支給決定していきたい。今その基準を作っています。国基準
の上限を設けることは考えていません。
 (2)定率負担・・低所得1・2の減免措置は国の制度を基本にしています。「市独自の
考え方を」といわれますが、地域生活支援事業の中で低所得1・2の方は負担を全額免
除にと考えています。一般の枠は国の考え方を基本としています。地域生活支援事業
のガイヘルと自立支援給付の負担額を一元管理していきます。補装具と日常生活用具
も同様に一元管理していきます。
 同一世帯に2人以上の障害者が上限を超えた負担を払う・・償還払い・高額障害福祉
サービス費の償還は申請にもとづくものです。35市町村をコンピューターで運用して
いるので、個々の管理は難しい。郵便局の口座利用も市の会計上困難です。銀行・郵
便局相互運用のシステムがないからです。償還払いの周知は新しい受給者証交付時に
再度おこないます。
 (3)入院時の介助・・国のルールでは認められていない。市独自の制度を作るのは困
難。事例には個別に対応させていただいた。必要性がある場合はぜひご相談ください。
医療機関では障害特性に応じて適正な措置がおこなわれているだろう。医師会のほう
には伝えていきたいと思います。
 (4)法外の地域作業所・ケアつき住宅への対応・・補助金制度を継続してやっていき
たいと思っています。法内への移行支援もしていきます。
 2、事業所の運営が単価の見直しによって運営が厳しくなることは認識しています。
グループホーム・ケアホームも日払い方式にかわりました。市の単独加算を検討中で
す。地域生活支援事業で相談に応じることができるようにと思います。
 3、皆さんが地域で生きるために障害福祉課は働いています。ともに生きる社会を
めざしたい。計画にもとづいて施策をすすめます。課題がたくさんあることは認識し
ています。独自の施策をふくめてすすめてきたいと思います。
池田−ありがとうございました。では意見交換をしたいとおもいます。

 -中略-残念ながら全部紹介できないため、以下入院時の介助問題の部分を紹介しま

森田−入院時、市としては考えていないのですね。クエビコで、我々は日々緊張の中
で汗かいて、飯くってます。病気の時には、いつもより緊張がでます。言葉も出なく
なります。そういう時こそ、介助を受ける権利があると思います。
篠崎課長−国として認めていないので、市として制度をつくることは考えていません
が、現実はわかります。医師と相談しながら、個別に対応をしていきたいと思います。
森田−制度としてできてないと不安です。課長、大滝君の言葉わからなかったでしょ
う?
池田−主治医は、急に、きょう主治医になるのです。言葉わかりませんよ。医師の意
見書が重要視されますが、医師は我々の生活実態なんてわかってないですよ。そんな
書類が一番大事なものなのですか?
篠崎課長−病院看護の中では、医師の意見は重要です。
栗城−去年急に具合が悪くなり、メディカルそして救急病院にいきました。点滴を手
にやるというので、「私は足にやってもらったほうがいい」と言ったが、看護士は
「専門家だから大丈夫だ」と言った。しかし案の定、だめでやり直した。具合の悪い
時に、自分の状況を一つひとつ説明しなければならないのです。個別に対応すると言
われました。私の場合、仲間がいっぱいいてくれて、助けてもらえました。仲間がい
なかったら、個別に対応するというところまでたどりつけないと思います。いつああ
なるか不安な中暮らしています。病院の制度とマッチした形で市独自の制度があった
ら安心できるのです。
池田−聞き取れましたか?
篠崎課長−お話はよくわかりました。医療分野の中で医師・看護士と共にとなると、
市として決めることはできません。病院の中に介助者が入るわけですから。
大澤(総務チ−ム)?−「・・・??」。何か言ったけど聞いてもらえなかった・・???
 私の個人的意見でもありますが、国で認めていないことを市独自の制度を作って病
院の中に踏み込むということには、研究が必要だと思います。個々の病院とはやりと
りができます。当面はそのような対応をさせていただきたい。
西村−医療行為に参加させてほしいと言っているのではありません。完全看護だから
付き添いはいらない、というシステムには合わないのです。完全看護は患者のための
もののはずです。患者のためになるのなら、必要な場合はプラスできるはず。医者は
悪意がなくても、患者の立場に立つことは難しいと思います。
梯谷−障害のある人が入院すると、担当医師は機嫌が悪くなります。対応がわからな
いから、プライドが傷つくようです。私は他の人の付き添いをしたことがあります。
その人は緊張のため体が石のようになってしまうのです。栗城さんは屈辱的な対応を
されるわけです。「大丈夫よー、力ぬきましょうねー」と子供に話しかけるようにで
すよ。
池田−同級生が病院をたらいまわしにされ、ただのかぜで亡くなりました。極度の緊
張で死ぬこともあるのです。呼吸が苦しくなるのです。完全看護を受けるために、我々
は介助が必要なのです。命がかかっているのです。
大滝−きょう僕が入院したら、市に相談して、認められ、介助が受けられるまでどれ
くらい時間がかかると思いますか。
篠崎課長−可及的速やかに。医師に相談して。
西村−市が医者を説得する立場に立ってほしいのです。
大滝−理解してない!(机がガタガタする)
池田−全く理解されていないとは思わない。
梯谷−緊張が高まると、普段聞きなれている人でも、言葉が聞き取れなくなります。
看護士さんは怖がりますよ。
大滝−命の問題でやっているんだ!
池田−今のに驚いて、上野さんの緊張が高まりました。これが病気だったらもっともっ
と大変です。このことはこれからもお話させていただくことになると思います。
天童−親の立場から。市独自のものは難しいが、必要な時は相談に応じるということ
です ね。
梯谷−知的障害の人も同様に大変な思いをしています。以前病院側から「来てくださ
い」といわれたことがあります。手術後に歩く必要があるのに、指示をきかないから
です。歩かせるために私たちは通いました。それはまさに生死に関わることです。


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