« ノンカフェイン飲料 | トップページ | ■「報酬増でも焼け石に水」 社保審介護分科会 »

2008年11月19日 (水)

"肥前精神医療センター自殺事件を問う"をよんでください

  この度、『保安処分病棟に反対する有志連絡会』は、上記の本を発刊いたします。

昨年(07年)12月14日に、佐賀県の肥前精神医療センターの「心神喪失等医療観察法」=保安処分病棟の収容患者が、横浜の自宅近くまで逃走したすえに鉄道自殺するという事件がありました。肥前精神医療センターは一切を隠蔽し自殺があったことも認めないという対応をしています。厚生労働省はさまざまな言い逃れを数ヶ月も続けた末に、公開した報告書は3分の2近くも黒塗りされていました。

 有志連絡会では公開された部分を手がかりに、この事件が、一人の人が命をかけて保安病棟を糾弾したものであるということを読み取りました。この人の絶望の末の自殺は、いま、保安病棟に収容されている300余人の置かれている絶望的な状況を示すものでもあります。

闇から闇に葬らせてはならない

 保安病棟には、刑事事件を起こして心神喪失か心神耗弱で刑務所に行かなかった人たちが収容されています。しかし、その処遇は刑務所にいかなかったから良いと言えるものではありません。「一度事件を起こした『精神障害者』は再犯を繰り返す」という何の根拠もない差別にもとづく収容なのです。保安病棟には、軽微な傷害事件を起こした人も、そもそも医療の対象でない「知的障害者」や「人格障害とされた人」も多数収容されています。

 政府自身も「再犯予測はできない」と認めているにもかかわらず、「再び同様の行為をしない」と証明できないと収容されます。これは不可能な「再犯予測」です。そして、ぎりぎりと責めたてられるのです。精神的拷問といってよいものです。電気ショックという「肉体的拷問」さえ行われています。それが、いかに収容者に絶望をもたらすものであるかを示しているのが今回の自殺事件です。

一人は全員のために全員は一人のために

 ぜひ本書を購入して読んでいただき、この人が自殺というかたちで糾弾していることに向き合っていただきたいのです。「一人は全員のために全員は一人のために」という、労働者の生きる原則に照らしたときに、この一人の人が自らの命に代えて糾弾した保安病棟の絶望的状況、そこにいまだに300余人が収容されているという現実を一日たりとも許すことはできないのです。もちろん、本を読むだけでそれらの人たちが解放されるわけではありません。しかし、一人でも多くの人がこの現実を知って怒りの声を上げることが、保安病棟の解体、収容されている人たちの一日も早い解放につながります。

 A5版、100ページ、500円です。ぜひ労働者の闘いの一環として保安病棟の一日も早い解体に取り組んでいただきたいのです。ぜひ本書を購入してご一読お願いします。そして周りの人に本書を勧めてください。その拡大の中に保安病棟の解体の展望が広がります。

 保安病棟の解体、収容者の一日も早い解放のためにぜひ本誌を読み、広げてください。

 ご購入は郵便振替 00960-1-140519 加入者名 共生舎 に一冊につき500円を振り込んでください。送料は当方で負担します。

|

« ノンカフェイン飲料 | トップページ | ■「報酬増でも焼け石に水」 社保審介護分科会 »

-多事争論-」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/517951/43162970

この記事へのトラックバック一覧です: "肥前精神医療センター自殺事件を問う"をよんでください:

« ノンカフェイン飲料 | トップページ | ■「報酬増でも焼け石に水」 社保審介護分科会 »