心神喪失等医療観察法をなくす集会
7月26日東京芸術劇場にて、「なくせ!差別と拘禁の医療観察法全国集会」が開かれた。
心神喪失等医療観察法をなくすという一点での共闘を実現した集会だ。集会は民主党支持者から左翼党派まで幅の広い共闘が、一点共闘の元に集結した。120人で会場を満杯にした。
集会の前半は「精神障害者」自身が司会を勤めた。医療観察法によって収容された当事者が発言し、収容施設での体験を語った。淡々と語られる中身が法を糾弾するものだった。二番目の発言として僕が発言した。収容施設の自殺者についての報告を行なった。「重厚な医療を施す」といううたい文句とは裏腹の「絶望製造工場」となっている保安施設で通院を含めて12人の自殺者が出ている。きわめて高率な自殺だ。法とシステムに矛盾があるに違いない。自殺した人の思いを我が物として医療観察法をなくして行こうと訴えた。続いて精神神経学会理事の富田さん、法学者の足立さんが、拷問をなくしていく会の方がそれぞれの立場から法をなくしていこうと訴えた。
後半は基調報告やフリートークで各地から参加した「精神障害者」などの発言があった。こもごもに語られる中身が法をなくすという一点での共闘ということを照らし出し、さまざまな幅の広い立場から、法をなくしていくんだという意思を表明した。発言には、これから民主党政権が出来ていったりするなかで「なくすという一点で」結集し続けることの重要性を訴えるものや、法をなくす市民立法を考えているという「精神障害者」からの訴えもあった。
民主党はマニュフェストでも心神喪失等医療観察法のことは触れていない。法の成立時に反対したからといって、すでに稼動している法をなくす立場に立っているとあらかじめ決め付けることは出来ない。法をなくす立場に民主党・社民党・国民新党の議員を一人一人獲得していかねばならない。これから開く予定の院内集会も重要だ。
法が約束した、「重厚な医療」も、「車の両輪としての精神医療の底上げ」も嘘だった。このような悪法は廃止しかない。廃止という一点の共闘をさらに深めていくことが求められている。進もう。
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