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2009年8月18日 (火)

隣人の運命

隣の部屋の「病者」とおぼしき人が最近引っ越していった。一ヶ月くらい前からすがたを見なくなり、最近は見たことのない人たちが出入りしていたのだが、ごく最近にはそれらの人たちも見なくなり、荷物もなくなっている。引越しは僕の留守にやったのだろうか、見かけはしなかった。

隣人というのは大声で独り言を言う人物だった。大家は二階の部屋から瀬戸物を投げたといって迷惑がっていた。不動産屋を通して立ち退くように通告していると大家は言っていた。大声で独り言を言うというのは、直接に誰かに危害をくわえるわけではない。そういう人は昔から多くの人の隣人として暮らしていたことだろう。ちょっと驚いたりする程度のことであり、誰も迷惑するわけでさえない。

そういう人を許容でせきない社会になっているのだ。これに医療観察津法が影響していないはずがない。観察法は「精神病者」を犯罪予備軍と規定するものだ。再犯を繰り返す「病者」がいるという扇動の元で一気に法制化された。あの小泉ポピュリズムの極致というべきものだ。小泉はニセのターゲットを作って労働者を扇動して、それを社会から排除するという手法をとった。それをポピュリズムという。郵政民営化すれば景気がよくなるなどという、風が吹けば桶屋が儲かる的な、何の脈絡があるのかも分からないことをいって人気を博した。それにはテレビ・新聞が大きな役割を果たしたことはいうまでもない。

風が吹けば桶屋が儲かるのかどうかは分からないが、郵政民営化をすると「病者」が社会から排除されるという因果関係は確かに存在したのだ。おかげで隣人は住居を追われ、どこに行ったのかも分からない。

このような社会のありように終わりを告げることが出来るかどうかの正念場が来ている。単純に民主党政権だからいいというわけではないが社民党が政権の一角を占めれば大きな変化がくるのは確かであろう。社民党といっても様々だが、幾人かは推薦できる人たちもいる。何でもかでも反対といっていれば気持ちはいいかもしれないが、世の中を変える力とはならないだろう。本当の革命というものはダイナミックなものだ。動の中に動を見出す力がないとそのダイナミズムは捉えられない。隣人の運命は元に戻せないが、さらに多くの犠牲者を生み出さないために、大きな変化を作り出そう

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