« 障害者会議 総合福祉部会が発足 | トップページ | 推進会議つぶしの議論 »

2010年5月11日 (火)

精神医療学習会の報告

5月9日の高槻市富田コミュニティセンターでの「精神医療学習会 精神病院を捨てたイタリア」には20人が参加、その大半は「精神障害者」でした。参加者の内訳は、ビラを見ての参加が5人、その内この手の会合には初参加という方が2人、また、2,3回目という方が2人でした。木村診療所に的を絞った宣伝の効果があったものです。遠く京都や松原市、神戸からの参加もありました。
有我譲慶さんからの講演はスライドを多用されてとても分かりやすく、まず日本の精神医療の実態を暴露され、諸外国と比しても平均在院日数や病床数が飛びぬけて多い実態を明らかにされました。それと対比してイタリアでの実践の内容が語られました。精神病院の多くを廃止し、地域精神医療に置き換えて成功した経験は、私たちにも「やれば出来るさ」と思わせるものでした。
討議では、日本での京都の上野診療所や往診専門の診療所を開いている高木俊介医師の実践は、イタリアのような地域精神医療が日本でも出来るということを示すものだという意見がありれました。本当の意味での政権交代に期待するという意見もありました。イタリアでも左派政権と精神医療改革が結びついたからできたことであることを考えると本当にそうだと思います。民主党は厚生労働省足立政務官が「医療観察法は人権面に配慮されており、大きな問題はない」と発言するなど本当の意味での政権交代とは言えないものです。また、精神科救急が患者の利益のためではなく、民間精神病院が「財産」として患者を抱え込むために利用されている実態を糾す発言がありました。日本では患者の利益は二の次三の次にされ民間精神病院が営利目的で運営されている実態があります。患者虐待や患者殺しで有名になった大和川は行政が望んで出来たものだという批判がありました。また、大和川では労働者も無権利状態でした。労働者の権利なくして患者の人権無しという意見がありました。大和川病院は廃止されましたが、患者虐待を理由としたものではないという中途半端なものでした。今も各地には同じ様な病院があります。根本的な改革が望まれる所以(ゆえん)です。
初参加の方の感想が聞かれなかったのは残念でしたが、講演の内容が良かったのでいい感想を持っていていただければよいなと思いました。
また、今年65歳になる日本で最初の患者会を作ったSNさんからは参加者にメッセージが寄せられました。
学習会は最後に、日本でもイタリアの実践をやれば出来る、精神医療改革を実現しよう、その一歩として7月25日の医療観察法廃止の全国集会にも参加しようとまとめられました。

|

« 障害者会議 総合福祉部会が発足 | トップページ | 推進会議つぶしの議論 »

-闘いは進む-」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/517951/48330774

この記事へのトラックバック一覧です: 精神医療学習会の報告:

« 障害者会議 総合福祉部会が発足 | トップページ | 推進会議つぶしの議論 »