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2010年10月16日 (土)

「障害者自立支援法」の撤廃へ 関西で集会

10・29日比谷野音に1万人集まろう

 司会によるこの間の動きの報告が行われました。法を2013年までに廃止すると約束しながら、約束違反の「障害者自立支援法の一部改正案」が国会で成立しそうになるなど、安閑とはしておれない情勢です。そのためにも今年の10・29日比谷野音集会を1万人結集で闘うために関西からも総決起しよう。また、これから障害者解放運動の進む方向を考えようと提起しました。

便利になったが不自由に

 次に、「重度脳性麻痺者」の関根さんからの講演を受けました。関根さんは重度重複障害児・者が地域で生きていくための町田市のネットワーク代表理事をされています。自身の闘いの40年を振り返りお話されました。

 昔は車椅子で電車に乗るといったら貨物車に乗せられたそうです。駅にエレベーターを設置させるために、多くの仲間と大挙して電車に乗るなどの実力闘争がありました。

 関根さんが「青い芝の会」という脳性まひ者の戦闘集団に属していた頃の、創意工夫を凝らして、実力で情勢を切り開いていった経験を話されました。

「声をあげて社会を変えていく、それが僕たちの社会参加。労働だけが社会参加じゃない」と話されました。

 また、かつては介助を行政が保障するということはなく、大学でビラまきして介助者を自力で獲得したそうです。学生運動の活動家も多く介助に入っていたそうです。しかし、学生は生活するうえでの社会常識のない人が多く、介助されている側が社会常識を教えるという相互関係がありました。例え話として、若布の味噌汁を作ってと頼んだら、若布は水に入れると増えるということを知らず、鍋から若布がもこもことあふれ出してしまったことがあったそうです。介助者と介助される側が対等の関係で、お互いに成長していく過程があったのです。

 今はヘルパーなど制度が拡充して便利になったが、事業所からしてはいけないといわれていることが多く、また時間によって細切れにされていて、かえって制約が厳しくなったそうです。

 また、昔は障害者が困っていると自然の回りの人が助けるという関係があったが、今ではそれはなくなった。昔は、駅員に介助を頼むと、「今仕事中だからできない」と言われた時代もあったが、その分乗客が車椅子を運んでくれる環境があった。今は乗客は介助は駅員の仕事と思っている。

便利にはなったが、不自由になった。まるで地域という大きな施設に入れられているようだ。僕たちは便利さを求めてきたのではない、自由を求めてきたんだと、提起されました。
そうした中で、現存の制度を活用しながら、行政や制度に頼るのではないかたちでの取り組みをされていることを紹介されました。

現場からの声

 質疑討論では、現場からの発言がありました。
 事業所によって制限が加えられる中でも、「障害者」の“手助け”ではなく、ヘルパー自身も一歩踏み込んで、「障害者」の制度などの改善に取り組んでいこう。今年の日比谷集会には車を提供するというヘルパー。行政と交渉する中で、行政の側の方が制度を知らない。「障害者」にかかわるケアマネやヘルパーが、もっと踏み込んでいく必要があるという障害児の親。自分自身ヘルパーとして働き、また親の介護をしてきた中で、「果たして今の制度はよくなったのか?」という疑問を抱いてきたが、関根さんのお話を聞いて、スッキリした、という方などの発言が続いた。

共同性を日常に

 後半、怒りネットの世話人の古賀さんから、「自立支援法の一部を改正する法案」と闘った国会報告がありました。
 一方で「障がい者制度改革推進会議」がいい内容の第1次報告書を出している、他方で政府や野党は福祉切りすての動きをしていると言う情勢だと報告されました。今年の10・29日比谷野音集会は重大だと提起されました。06年には、政府は法の見直しはしないといっていたものが、10・31の1万5千人集会の直後には「法見直しが必要」といわせた実績があります。沖縄の怒りや在日の方々の怒りが溢れ出しているなかで、それらと結びついて闘っていこうと、よびかけられました。

 また、関根さんの提起を受けて、求める方向性について、次のように語られました。「障害者」が求めているのは共同性だ、しかしそれは、制度によって求めるものではない。日常の生活の中で主体的につくりあげていくもの。制度がなくても一人ひとりがすぐにでもできる。同時に、その共同性を求めて、共同性を破壊するような社会を変えていくことが必要。お互いに共同性をつくりあげることは、今日からでも実践できるということが重要だと提起されました。

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コメント

障害者自立支援法による本人負担医療支援上限ありますがむしろ病院側の過剰診療、過剰薬剤処方につながり症状が悪くなっている方がたくさんいます。そして障害年金を申請してもそのまま医師の顔色を伺いながらわるくなくとも通院せざるを得なくなる問題も生じます。一度認定を受けたらその後は他のこうしんてつずきを考えて患者側にまかせるべきです。集団ストーカーによる被害もたくさんありしたてあげられている症状もあり薬物で一時的に元気になっても嫌がらせが終わらなければ何の解決にもなりません。集団ストーカーに関する根本的な解決法をマスコミで積極的に取り上げるべきと思います。北野誠さん、故川田亜子さんの事件についても国家を挙げて真相解明に取り組むべきです。

投稿: 佐賀県被害者 | 2010年10月27日 (水) 00時42分

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