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2011年12月28日 (水)

金持ち優遇の実態

政府・与党は税と社会保障の一体改革の詰めの検討作業中です。
税金では、消費税増税が柱になります。生活保護でも、予算を削りたいという思想で、いろいろ手を打ってきます。
しかし、金持ち優遇の是正が先決ではないでしょうか。
金持ち優遇のデータがあります。

2008年分の申告納税者の所得税負担率のデータです。

「11.12.28syotokuzeihutannritu.pdf」をダウンロード

通常の所得についての所得税は、所得が多いほど税率が高くなります。
大金持ちへの最高税率は今、40%です。
有価証券についての配当所得や譲渡所得は、総合所得に含めず、別扱いが可能になることが多いです。
この分離課税の税率は今、所得税が7%、住民税が3%の計10%。本来は計20%なのですが、証券投資の優遇ということで10%に抑えられています。
大富豪の所得は、この部分の所得の割合が圧倒的に高いです。結果、所得全体に対する所得税額の割合はかなり低くなります。
添付のグラフを見てもらえば分かりますが、合計所得が5000万円~1億円の階層の所得税負担率は28・3%です。この階層が一番負担率が高いです。
この上の階層になっていくにつれ、負担率が下がります。有価証券による所得が多いからなのです。
合計所得が50億円~100億円の階層の負担率は13・5%。自分の感覚では驚くべき低さです。大富豪なのに税金が少ない。

この証券優遇税制は期限延長が繰り返されましたが、野田首相は2013年末まででそれ以上は延長しない、と明言しています。


通常の所得税の最高税率は今は40%でしたが、昔は70%、75%といった時代がありました。そういうこともあって、1億総中流みたいな社会構造になっていました。
今、政府与党は45%に引き上げる案を検討中。

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