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2012年9月15日 (土)

精神科医療崩壊のもたらすもの

精神科の医療崩壊には、医者になる人にとって精神科、とりわけ入院病棟が魅力のないものであることが原因の一つだろう。70年代なら精神医療改革を志して精神科医になる人も多かった。今そのような熱情のある人は稀だ。精神科医にとって入院病棟は全く魅力のない存在だろう。強制入院で入れられている人をただ管理するだけの病棟が魅力があろうはずもない。外に出たがる人を鍵をかけて閉じ込める。治療など二の次になる。逃げ出さないように管理する対象でしかない。ときどき電気ショックでもしておき、あとは出たいと思う気持ちも起きない薬漬けにする。それなら改革をすれば良いのだが、それほどの熱意もなければ、行かないという選択肢しかない。

精神科の医療崩壊が進み、入院病棟が維持できなくなればそれはそれで良いことが起きそうだが、そうは問屋が卸さぬ。長期入院病棟には医者の数は少なくてもいいようになるから、そちらに誘導される。地方には長期入院病棟しかなくなるかもしれないが、安上がりに収容しておきたい厚労省にとっては痛くも痒くもない。

悲劇が繰り返されるのは「精神障害者」のみだ。

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