« 当面の医師不足解消に「医学部新設ない」- 平野文科相 | トップページ | 精神科医療崩壊のもたらすもの »

2012年9月14日 (金)

文科大臣の記者会見に対して

文科大臣と言っても、文科官僚の操り人形に過ぎないのだから実体は文科官僚だが、医師不足・医療崩壊に対する危機感の欠如はいかんともしがたい。精神科医師不足は深刻な状況を示している。地方都市で入院病棟が次々に廃止されている。小児科と産婦人科の医師不足も同様だ。医師不足を覆す大胆な政策転換がなければ、地方都市の精神科崩壊はより深刻なものとなるだろう。精神科の医師が不足するのには理由はいくつもあるだろうが、貧困な医療関係があるのは間違いない。ところが厚労省官僚は、精神科の長期入院病棟では医師の数を少なくてもいいように固定化しようとしている。

精神科には特例が認められていて、医師の数が一般科の3分の1でいいことになっている。精神科特例という悪名高い制度だ。いきおい、入院病棟を閉鎖病棟中心とし、任意入院でも閉鎖病棟に入れられるというのが当たり前になっている。少ない医師の数を前提とする限り避けられないことだろう。

厚労省は政策転換するといいながら、長期入院病棟では医師数を少なくてもいいという方向に固定化しようとしている。するとどうなるか。地方では医師が集まらないから長期入院病棟中心の構成になるのではないか。

大胆な政策転換がない限り精神科の貧困は続く。精神科の入院病棟をすべて廃止するくらいの改革が必要だ。

|

« 当面の医師不足解消に「医学部新設ない」- 平野文科相 | トップページ | 精神科医療崩壊のもたらすもの »

-多事争論-」カテゴリの記事

コメント

>精神科の貧困は続く
私も病院で、カウンセリングを打ち切られました。
精神科は、手術のような、「外科処置」を行わない
ので、儲からない診療科です。
ですから、病院のスタッフもリストラされてしまう。
とても大事な診療科なのに・・・

健常者にとっては、精神科はお金の無駄遣いに
見えるのでしょう。

投稿: 岡田 | 2012年9月26日 (水) 05時50分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/517951/55656059

この記事へのトラックバック一覧です: 文科大臣の記者会見に対して:

« 当面の医師不足解消に「医学部新設ない」- 平野文科相 | トップページ | 精神科医療崩壊のもたらすもの »