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2014年2月27日 (木)

精神障がい者の意見陳述

2月14日に行われた口頭意見陳述で、怒りネット関係者のAさんが意見陳述を行いました。その発言を紹介します。精神障がい者にとっての生活保護費引き下げを論じたものです。働けど抜け出せない蛸壷にはまった状態である中で、引き下げが生活に及ぼす影響の大きさが語られています。

             陳述書
                                                                                                 
 大阪市在住のAと申します。よろしくお願いいたします。
 今回の生活保護削減には、たいへん怒っております。
 まず、単純に計算すると、一か月の新聞購読の費用が支出困難になりました。怠けているとか、遊んで暮らしているとか、偏見の目で見られております。社会から隔絶されているのです。情報を得るには、新聞が重要な媒体です。生活の知恵や、政治、社会の動向を知るのに欠かせないのが、新聞です。
 選挙のとき、どうすれば投票行動を決定すればいいのでしょうか。各候補者の公約を詳しく知るには、新聞を読む以外手段はありません。いわば、選挙権を奪われたのと同様です。どうお考えになるのでしょうか。
 生活保護を受けて、すぐに働きました。わたしは、精神障がい者で、家内も同じでたいへん困難でしたが、決意は固かったのです。賃金は低いので、当然、社会保険はわずかな金額です。社会保険などの控除は受けましたが、それでは、昼食代、飲み物代を支出すると、かえって損益を被るのです。コンビニ弁当の女性用の二百数十円、飲み物の百五十円円を払うと、控除額を上回りました。もともと生活保護から、抜け出す賃金をいただく仕事以外、保護費内で働くと控除額が少ないので、働く経費が賄えないのです。それは、ケースワーカーさんも、頷いて聞いておられた話です。
 今回の生活保護削減によって、働くのがますます困難になるのは、明らかです。自立を援助いただくどころか、生活保護を受給すると、まるで蛸壺に入ったのと同然です。
 明らかに、生活保護法第一章、第一条違反です。それを読み上げると「この法律は、日本国憲法第二十五条に規定する理念に基き、国が生活に困窮するすべての国民に対して、その困窮の程度に応じ、必要な保護を行い、その最低限度の生活を保障するとともに、その自立を助長することを目的とする」とあります。今回の生活保護削減によって、自立を助長するどころか、自立の妨げになることは明らかです。
わたしは憂いの中におります。これだと、この国は滅びます。
 申し上げたいことは、他にもありますが、他の方に譲ります。
 生活保護受給以来、鰻はもちろん、オムライスでさえ食べられない生活です。この窮状を訴え、意見陳述といたします。
 ご清聴ありがとうございます。

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