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2014年3月27日 (木)

三里塚控訴審

3月26日東京高裁で三里塚の市東孝雄さんの農地取り上げの控訴審第1回があった。傍聴できなかったので詳細は分からないが、市東さんの冒頭陳述、各弁護士の意見陳述があった。新しい本を書いた鎌倉孝夫さんが傍聴されていた。新しい本は農業にこそ公共があり、それは空港建設などよりも優先すべきものだというものらしい。その論理性は弁論でも反映されたそうだ。

TPPで日本には農業はいらないと言わんばかりの政策がとられている。農民はその保守性から自民党の票田となっているが、資本家に必要なのは票であって実際の農業ではない。自民党の票田が都市部に移るに伴って利用価値もないと言わんばかり切りすてられようとしている。TPPで日本の農業は死ぬと言われる。工業のために農業を犠牲にするという資本主義の歴史がここでも再現される。成田空港のためには農民は犠牲にするという政策の中にTPPは先取されている。しかし、99%の民衆に必要なのは、1%の資本家が金儲けするための工業化や輸出ではない。生きるのに必要なのは、労働し生きる糧を得ること農産物を食することだ。糧とは農産物のことだ。農業にこそ99%の民衆の共通の利益がある。輸出や金儲けには99%の民衆の利益はない。99%の民衆に必要なのは市東孝雄さんの農地であって成田空港ではない。成田空港には公共性はなく市東さんの農地にこそ公共性がある。

報告集会で鎌倉さんは、資本主義の始まりには農地の暴力的取り上げがあった。市東さんの農地の暴力的取り上げは資本主義の終わりであると喝破された。農地法と言う農業を守るための法律を使って農業を破壊するというのはすでに脱法であり暴力だと指摘された。

正義があるということと裁判に勝つというのは別のことだ。正義が裁判で勝つには多くの民衆の監視があり、裁判官が法に従わなければ打倒されると感じ、無法なことはできないと思うような環境作りが必要だ。多くの傍聴はその一つとして有効な方法だ。それだけでなく、様々なメディアを使い宣伝をすることも必要だ。

新しい本を使った学習も深めたい。「とられてたまるか農地と命 成田空港の「公共性」を問う」という鎌倉さんと石原健二さんの編著によるもの。社会評論社から1800円で出ている。

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