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2016年8月

2016年8月31日 (水)

8・21報告集ののチラシ

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冊子の編集のめどがつきましたので、販売チラシを作りました。

ご注文はメールにてお願いします。

直接、300円を郵便振替で送っていただいても結構です。

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2016年8月22日 (月)

⒏・21学習会速報

相模原事件としょうがいしゃの問題を考える学習会の報告です。

学習会は、定員30人の部屋に35人が参加。椅子がなくて「これ以上来たらどうしよう」と思う状況でした。
相模原事件後初めてしょうがい者が相模原事件をテーマに集会をやるということで、関心が集まったようです。日頃のお付き合いのある方がほとんどでしたが、日頃はお付き合いのない方もどこで聞いたのか来られていました。フェイスブックで宣伝していましたからそれを見たのかな。
学習会では怒りネット世話人の古賀さんからの詳細な報告があり、約1時間以上、活発な質疑討論がありました。...
記憶に残っているものとしては、「国会議員にも働きかけてはどうか」「神戸でスタンディングを呼び掛けている人がいるので参加したい」「安倍との親和性があるというが、市民に特殊な人の特殊な事件ではないことを知らせる必要がある。街頭行動が大事だ」「岡山で大学准教授が障害を理由に不利益を受けた。しょうがい者作業所、学校での虐待や問題がある。この事件、彼を生み出す社会。福祉の中に優生思想がないか。地元での運動を作っていきたい」「措置ということがクローズアップされて誤解を生んでいる。しょうがい者による犯行と思わない方が良い。マスコミが被害者の名前を出さないことは第2のしょうがい者差別ではないか。名前が消えてしまうと忘れられてしまう。日航機事件のように毎年思い出されるべき事件だ」「ピープルファーストでも全国集会をする。介護保険問題で65歳になる友人がいるので教えてほしい」「作業所でも工賃加算など、市場原理に組み込まれる問題がある」などなど。
まだまだ書ききれないですが、「優生思想による事件であり許せない。被害者の名前が出てこないのは第2の差別ではないか。Uが措置と扱われることで新たな差別を生んでいる。8月10日の検討会で新法、精福法改悪、刑法改悪の流れが出てくる。院内集会や、10・27大フォーラム、神戸の取り組みで迎え撃とう。」とまとめました。
古賀さんの提起はデータがあるので必要な方はおっしゃってください。お送りします。

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2016年8月17日 (水)

65歳問題交渉報告

16日の65歳問題交渉の速報。

16日、A市と私の65歳問題で話し合いを行いました。

市側は2点約束しました。

 交渉が時間切れで、要介護認定を受けないまま65歳の誕生日を過ぎても、直ちに障害者総合支援法の支援を打ち切ることはしない。

 要介護認定で要支援1などになった場合、しょうがい者施策との時間数の差が出るが、不足分はしょうがい者施策で支給する。これは市が文章化し、全市のしょうがい者を対象とする。

以上は約束として確認しました。

 また確認事項として、話し合いの中では、要介護認定を受けて「自立」となった場合も同様に障害者支援制度から支給する。ただし時間数は約束できない。ケアマネの判断に従う、ということも確認されていました。これは去年の交渉より後退しています。去年は14時間保障すると言っていました。またケアマネというのは介護保険の方の制度なので実質的引き下げがないか心配です。厚労省が65歳になったからといって状態が良くなることは考えにくいと言っている点を、市にも確認させるよう今後追求して行きます。厚労省が実質的に、65歳になったからといって時間数を減らすということは考えにくいと言っているわけで、市がそれとは違う答えをすることはおかしいからです。

A市障害11団体連絡会のHさんから指摘があり、65歳になり介護保険に移行して時間数が減っているしょうがい者がいる(多い)という可能性があり、この点も今後追求していきます。

 の点の約束を交わしたことで、要介護認定を受けないからと言って直ちに介助を打ち切られるという可能性が無くなりました。これは岡山で裁判になっている例などを考えると大きな獲得です。これでもし要介護認定を強要されて裁判になった場合でも、直ちに介助を打ち切られる可能性が無くなったわけで、大きな安心になることです。このような例は、他市でも先例があることですが、それを引き継ぐ闘いが可能になりました。

 

注・65歳問題というのはしょうがい者が65歳になると障害者総合支援法7条の規定により、介護保険制度が優先適用される問題です。介助時間の大幅な引き下げや、要介護5(最重度)以上にならないとしょうがい者施策からの時間数の補足がない市などがあります。これらは厚労省が約束していることに反しているのですが、各市に対して一つ一つ確認させなければならないのが現状です。

 

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2016年8月15日 (月)

⒏・21学習会案内改訂版

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8/21の学習会も、相模原事件を受けて、情勢が変わったことを反映させます。報告するのは「障害者総合支援法はどう変わるか」ということで同じですが、背景の情勢が大きく変わった以上、法改定の持つ意味も変わりました。兵庫県では「兵庫方式」をどう考えるかも重要ですが、とりあえずは、障害者総合支援法に焦点を絞って、介護保険が大きく変わろうとしていること、社会保障を切り捨てる政府の方針が出されているなかで相模原事件が起きたこと、そのことによって私たちしょうがい者に何がもたらされるのかが提起されると思います。「相模原事件後」をどう迎え撃つのか、多くの皆様のご参加で、考えていきたいと思います。多くのみなさんのご参加をお願いします。

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2016年8月12日 (金)

ひょうせいれん第3次声明

8月10日から、厚労省の相模原事件についての検証会議が始まっています。朝日の記事によれば「「事件が二度と起こらないよう差別や偏見のない社会をめざし、再発防止策として提案していくことが重要だ」。検証・再発防止検討チームの初会合で、塩崎恭久厚労相は強調した。~第三者の精神保健指定医13人が今回の措置入院や解除の判断について評価した文書を議論。会合では「(Uは)脅迫状を出したが、他害行為を起こしていないなかで、精神科救急として何ができたか冷静に議論する必要がある」「措置解除後のフォローでは、薬物の影響もあった患者ということを踏まえる必要がある」などの意見が出たという。検証・再発防止検討チームの主な焦点・植松容疑者に対する措置入院から解除までの判断の是非・措置入院解除後の継続的なケアの仕組み、自治体や地域との連携のあり方・行政や警察間などの情報共有のあり方・福祉施設の「地域に開かれた施設」と両立する防犯体制のあり方」とあります。

 

この検証会議は二重に許し難いものです。

一つは、容疑者が「精神病者」であると確定しておらず、むしろ優生思想の確信犯による犯行と思われるのに、「精神病者」を対象とした検討会とすることで、世間一般にあたかも「病者」による犯罪=「精神病者」は恐ろしいという印象を与えるキャンペーンにすり替えていることです。優生思想の確信犯と思われる犯行に対する怒りの表明を安倍政権の誰も一切行っていません。それは安倍政権のしょうがい者観とUのしょうがい者観が何ら変わらない物であるからなのではないでしょうか。安倍政権はしょうがい者を一生施設や病院に閉じ込めることで社会から抹殺し、Uは文字通りに抹殺したという違いだけしかないのですから、政権とUの親和性は隠しようもありません。政権は、政権の優生思想への怒りに世間の目が向かないように、「「精神病者」による恐ろしい犯行」「こんな犯行をするのは「精神病者」だ」というキャンペーンを張っているのです。

 

もう一つは検証会議の結論が目に見えていることです。「兵庫方式」というものがあります。昨年兵庫県下で起きた措置入院経験者による殺人事件を受けて、措置解除後も行政などが関わり続ける方法を兵庫県が決めたものです。現行の精福法の下では「これ以上ない」厳重な対応を決めています。しかし、精福法が、現実には反して建前上は「本人のための医療を施す」ということになっているために、本人が関わりを拒否したらそれ以上はどうしようもないというのが「兵庫方式」なのです。

それではだめだという結論になるのは火を見るより明らかです。精福法を根本的に改悪するか、刑法を改悪するか、新法を作るかして、「本人のための医療」という建前をなくし、強制が可能なものにするということが追求されていくことでしょう。「心神喪失者等医療観察法」に続く、保安処分の新設です。

 

私たちには、「心神喪失者等医療観察法」を迎え撃った以上の構えが求められています。何よりも、「しょうがい者抹殺」が実行された社会に私たちが叩き込まれたからです。ナチスを過去のこととして批判していた時代とは違うのです。直ちにUに続くものが現れるということではないかもしれません。しかし、政権が優生思想を一切糾弾しないという中に、政権の優生思想がはっきり表れているのです。

また殺されたのがしょうがい者であるということから、しょうがい種別を超えた連帯が直ちに創り出されているわけではないということにも注意を払い、しょうがい種別を超えたしょうがい者の連帯で保安処分新法を許さぬ世論を創り上げる必要があると思います。

 

私たちひょうせいれんは、検証会議に「良い結論を出して欲しい」と求めるのではなく、検証会議を許さない闘いを行っていきます。

 

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2016年8月 6日 (土)

ひょうせいれんの声明

相模原事件についての声明

私たちは優生思想による殺害を許さない

私たちは「精神病者」を保安処分から守るために闘う

 

2016年8月

兵庫県精神障害者連絡会

 

事件で亡くなった方々の御冥福をお祈りし、傷ついた方たちの回復を願う。

事件についての情報は警察等によって小出しにされており、十分に解明されていない。その中で「精神病者」が追い詰められた気持ちになっている状況を何としても打開したい。

事件は差別される者を狙った「優生思想」の確信犯による許し難い凶行だ。追随犯が「精神病者」を狙うかもしれない。それにも拘らず政権や、東京新聞等を除くマスメディアの多くは措置入院制度の強化に話をすり替え、連日、池田小事件を連想させる「「措置入院患者」=「精神病者」は危険」という差別キャンペーンだ。措置入院制度の保安処分的強化に利用しようとしている。このようなヘイトの確信犯が生まれた背景には、維新の会の議員が当選し、改憲派が衆参両院で3分の2を超え、東京都知事に右翼の小池が当選するという社会全体の右傾化があるのではないか。政府関係者からは殺害の動機になった優生思想への怒りの声は一言も聞こえてこない。「歪んだ考えに基づくテロリズム」に対する怒りの表明も一切ない。石原慎太郎は東京知事時代に知的しょうがい者に対して「この人達に人格はあるのかね」と、財務大臣の麻生太郎は「ナチスの手口に学んだらどうか」「政府のお金で(高額医療を)やってもらっていると思うと、ますます寝覚めが悪い。さっさと死ねるようにしてもらうなど、いろいろ考えないと解決しない」と発言。「安楽死」を進める連中と全く同じ思想なのだ。

 

事実経過と事件の特徴

 7月26日午前2時ごろ、相模原市の神奈川県立津久井やまゆり園に侵入したU(26歳・男性)が刃物を使い、入所者の知的などの「重複障害者」で「意思疎通できない」とみなした男女を19人殺害、26人に重軽傷を負わせた。施設職員を結束バンドで縛り、2人がケガをした。職員は刃物では傷つけられていない。

 Uは2012年から2016年2月まで同施設で働いていた元職員。「障害者は安楽死させなければならない」などと主張し同施設を退職していた。

 Uはノルウェーで、2011年7月22日政府庁舎を爆破し、また社会主義者を銃撃して77人を殺害したナチス信奉者のタイプの思想的確信犯であると思われる。

 計画的に準備し、計画通りに犯行を行っている。いかに大量に殺すかを計算している。深夜2時という寝静まった時間帯の犯行、結束バンドで職員を縛る、ハンマーやナイフ・刃物を5本用意するという準備周到さと計画性。しかも、2月の衆院議長宛て文書でその計画を明らかにしている。4月に知人をしょうがい者殺害の共犯となるように誘っている。

 「意思疎通できない重複障害者は安楽死をさせなければならない」という思想的確信のもと犯行を行った。その施設の職員であった時期にも入所者への暴行を繰り返していた。施設職員であった時に衆院議長に「障害者を安楽死させる法律を作れ」という文書を渡した。施設で「障害者は安楽死」と発言し、「ヒトラーと同じ思想だ」と批判され、退職させられた。

 「心神喪失」と診断されれば2年で自由になれると思っていた。(衆院議長宛て文書)

 このような大量殺人が可能になった背景には、しょうがい者が地域社会の中で暮らせず施設に集められていたという事情もある。

 それにも拘らず、警察は精神医療で対応しようとした。精神医療の保安処分的利用である。2月18日、衆院議長あて手紙の一件で、「他害のおそれあり」として、北里大学東病院に緊急措置入院(医師1人による診断で72時間拘禁できる)させた。入院後の尿検査で大麻反応が出たので、措置入院(医師2人の診断により期間の定めのない拘禁ができる)とし「大麻精神病」「妄想性障害」等という病名をつけた。しかし、Uの計画性や犯行の準備性は「精神病」による犯行とは結び付かない。「心神喪失」状態下での犯行ではない。Uは知人にこの強制入院(13日間)のことを「いやあきつかったっす」「医者を騙して出た」と語っている。

 3月2日、大麻反応が消えたことと、「反省の言葉があった」ことで措置は解除された。Uはその後2回同病院に通院したが、3回目の予約には来なかった。相模原市は市外の親と同居すると聞いて、保健所、警察、同施設等には退院を知らせなかった。

 精神病ではない者を精神医療で解決しようとした根本的・本質的無理さから、精神保健福祉法を保安処分的に使うことは破綻した。

 

政府はどう動こうとしているのか

  「事件を受け、厚生労働省は27日、~「措置入院」の制度や運用について、見直しを検討する方針を固めた。厚労省は容疑者の入院後、関係機関の情報共有や連携が十分だったか検証した上で、有識者検討会などをつくることも視野に入れている。塩崎恭久厚労相は27日、事件現場を視察後、措置入院を巡る対応について「警察、自治体、施設の連携が適切だったか、検証しなければいけない」と指摘した。」(共同通信 7.28)

「安倍晋三首相は28日、~事件に関する関係閣僚会議を官邸で開き、事件の真相究明や施設の安全対策強化、措置入院後のフォローアップを早急に実施するよう指示した。 首相は会議で~塩崎恭久厚生労働相、河野太郎国家公安委員長らに「さまざまな観点から必要な対策を早急に検討し、できるところから速やかに実行に移していくように」と指示した。厚労省などは今後、施設の安全対策や精神疾患によって「自傷他害の恐れ」がある場合、本人や家族の意思にかかわらず強制的に入院させる「措置入院」のあり方などを見直す。河野氏は会議後、記者団に「措置入院などのあり方を厚労省中心にしっかり再検討する必要がある。警察もしっかりとそれに対応をしていきたい」と語った。」(サンケイ7.28)

 

精神科医に意見を求めた

 A医師の意見

「妄想性障害」は「統合失調症性のものと、パーソナリティ、性格性のものがある。今回のケースは統合失調症とは思えない。パーソナリティ性のものは薬は効かず副作用ばかり出る。精神科医は対応するが「反省」があれば治療を止めるのは当たり前。今回のケースは、もともと措置入院にしたことに無理があったのではないか。反省したら出すのは当然。」

 B医師の意見

「「狂信者」と精神しょうがい者を混同しないことが必要だ。彼の行動をしょうがいを持つ仲間の行動のように感じてしまう傾向は否定しておく必要がある。今の時点では、薬物の力を借りて「狂信」を実行に移したとんでもない奴に過ぎない。」

「彼が「日本国のために」と言って事件を起こしているので、国は彼の「狂信」を明確に否定するメッセージを発しておく必要があるのでないか。臨時国会の冒頭で超党派的に、しょうがい者の生きる権利を擁護することを明確にする声明を議決していいのではないか。」

 C医師の意見

「「しょうがい者は死んだ方が良い」という社会にある差別意識・優生思想を実行に移したということで許し難い事件だ。同時に、犯した犯行で「精神しょうがい者を取り締まれ」という攻撃も、精神しょうがい者に対する締め付けが、池田小事件の時のように行なわれていることもしょうがい者に対する攻撃だ。措置後の取り締まりを強化する方向に向いているのは危険だ。」

 

しょうがい者には2つの問題が投げかけられている

 「安楽死」を実行し大量殺人する人物が日本でも現れた。ナチス・ヒトラー以来のこと。「ビューティフルジャパン」という思想は国粋主義者であることを匂わせている。「革命家」を自称しているが、体系的な思想を持ったファシストであるかどうかは情報がない。日本で計画されている「尊厳死」・「安楽死」法制化の先取りだ。欧米では「安楽死」法がすでに実施されているところがある。「在特会」等差別思想で被差別民衆を「殺す」と言っている連中は他にもおり、追随犯が現れる可能性がある。反「安楽死」「尊厳死」運動、反優生思想を強めないといけない。

 計画的確信犯を精福法で対応しようとして破綻したことをどう見るか。政権は精福法を保安処分法として強化しようとしている。東京新聞等一部を除き、NHK、朝日社説など大部分のマスメディアは、措置入院後の警察の介入を制度化すべきという論調だ。精福法の改悪による警察との連携強化、措置解除後も監視と管理を強化するという方向に世論を誘導しようとしている。しかし、池田小事件を口実にして、事件を起こした「精神病者」に適切な治療を施すと称して作られた「心神喪失者等医療観察法」は、何らの治療的効果をあげることもなく、多くの自殺者と長期入院者を生みだし、収容者に不必要な苦痛を与える保安処分法として運用されている。思想的確信犯を「治療する」ことなど不可能なのだが、精神医療を「思想改造」に使おうというのだろうか。

また、今の精神医療の現場には、「措置入院後の対応の強化」が可能な余力があるだろうか。年間数千人の措置解除後の対応の強化など今の体制では不可能だ。結局は、精福法を保安処分体制、犯罪予防に特化させる方向に大きく転換するのではないか。ますます地域自立生活に使われる予算が削られて、「精神病者」にとっては隔離・収容・抹殺の攻撃が強められることになる。今でさえ地域自立生活に使われる予算と、隔離・収容に使われる予算の割合は5対95だ。しかも、「医療観察法」には他の精神医療全般に比して異常に高額な予算が配分されている。

私たちは優生思想にも保安処分にも反対する。私たちは徹底的にしょうがい者、「精神病者」に寄り添い、優生思想による襲撃と保安処分から守り抜く。8月31日(水)16時~18時、厚労省前行動が提起されている。全国各地で共に闘おう。

 

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