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2017年3月

2017年3月18日 (土)

精福法改悪は政府のヘイトクライムです

170324

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2017年3月15日 (水)

フレンズ116号

編集人:兵庫県精神障害者連絡会

 ブログ http://ikari-net.cocolog-nifty.com/blog/

フレンズ・ニュース年間会費1000円

郵便振替 00960-1-140519加入者名共生舎

発行人:関西障害者定期刊行物協会

              大阪市天王寺区真田山町2―2東興ビル4階

 

事務も精神しょうがい者が行っているので、省力化のため、郵送ではなくEメールで受取っても良いという方は、gen1951@nifty.comにご連絡ください。                                    

 

2017年4月(№116)

 

 次回フレンズ例会は4月9日(日)午後2時にJR兵庫駅改札口で待ち合わせです。近くの兵庫勤労市民センターで行います。フレンズでは2カ月に一度定例会を開いています。私たち精神しょうがい者が社会へ向けて発信するためには何をしたらいいのか、少しでも良い生活を手に入れるためには何をしたらいいのかなど話し合いましょう。初めての人もぜひ参加してください。

 相模原事件の被告Uの精神鑑定が出て、事件と精神病は何の関係もないと判断されました。それにも拘らず事件を口実とした精神保健福祉法改悪が進められています。国会では何の議論もなく成立しそうな勢いです。精神しょうがい者に人権なしという時代に逆戻りするのでしょうか。議論を興していかねばなりません。

 

報道から

 

(相模原事件の被告Uは)「自分を特別な存在と思い込む『自己愛性パーソナリティ―障害』などと診断された。同障害は判例上、善悪の判断は可能で刑事責任能力があるとされており、検察側はこの鑑定結果を踏まえ、植松容疑者を勾留期限の24日までに起訴するとみられる。」(17.2.20読売オンライン)

「精神科医の香山リカさんの話「自己愛性パーソナリティー障害は、自分に対する果てしない万能感を持ったり、自分が選ばれた特権的人間だと思い他者と共感できなかったりする特徴がある。原因はよく分からない部分があるが、自ら軌道修正し自覚しながら社会生活を送っている人もいる。理性的判断ができないわけではなく、善悪の判断はできる。植松聖容疑者が衆院議長公邸に持参した手紙の内容や、周囲の証言などの報道を見る限り、論理性は保たれていて、刑事責任能力が問えないような深刻な精神的な病気だとは判断しづらいと思う」」(17..20サンスポ)

ネットニュースに紹介されていたツイッターより。「(ツイッター名)店番の黒猫――自己愛性パーソナリティ障害…すごい名前だが、障害者が障害者施設を襲ったってことか。寒いな。2017220 20:47

報道は以上。

結局社会防衛では一貫しているわけです。刑事責任問う片方で措置強化はやるわけです。「パーソナリティ障害」、旧名「精神病質」、69年だったかの精神神経学会金沢学会が紛糾した原因だったとか。「ナチスの再来か」と問題になった。精神科医もおとなしくなったのか。今回声を挙げる精神科医が何人いるか。「本人か社会が悩む」というのが診断基準。弁護側は別の鑑定を出すだろうけど、病名をどうつけるのか。裁判の判決は責任能力ありになるだろう。トランプを人格障害という人もいる。こういう概念で人を批難したくないが。

Uの犯行を防ぐには、告白されていた友人や、職場で問題発言した時に同僚や、措置入院した精神科医が、必死になって止めに入ることをしたのだろうか。やんやの議論をしたのだろうか。

措置解除が問題というのは話のすり替えです。他の措置患者の退院を難しくしたり、退院後も監視したり、保安処分じゃないですか。

 

 

相模原事件を利用した精神しょうがい者差別を許すな

髙見元博

 

「自己愛性パーソナリティ障害」は犯罪の原因ではない

 

 2月20日、しょうがい者19人を殺害27人に傷を負わせた相模原事件の被告Uは「自己愛性パーソナリティ障害」と鑑定されたと報じられました。病名が変わるのは6回目であり、精神医療の低水準さが表れています。

 A医師の意見

「自己愛性バーソナリティ障害ですか。それは、妄想や気分障害が観察されず、薬物の影響が消えると思われる期間を過ぎても、本人の主張や在り方に変化が見られなかったということですね。周囲が思う以上に本人の自己評価が高く、そのため、自分は不当な評価を受けているとの不満を抱きやすい人になります。そう言ってしまえば、それが障害なのかと思ってしまいます。Uのように自分は選ばれた人間で敢えて思いに基づいて行動に出る場合があり、迷惑か周囲に及んでしまいます。だから、優生思想を持つかというと、それは別ものです。中に自己愛に地位が重なって、社会的な地位と権力がともなってしまう場合があります。(A首相やT大統領のように。)自己愛傾向の強い人が社会で幅を効かすようになると厄介な人になります。私はアメリカ流になんでも障害としてしまって何か治療の対象と思わすよりは、そういう傾向のある人くらいの表現のほうが、誤解を広げずに済むのでないかと常々思っています。日本語で人格障害と訳すと、その人個人の問題というニュアンスになり、原語personal disorderの、周囲との関係の中で表面化のしてくるその人の行動パターンの問題というのとは、少し違って来るように感じています。」

今回の事件の場合、「自己愛性パーソナリティ障害」と起こした事件の因果関係は何も立証されていません。犯行動機である差別思想をなぜ持ったのかは説明されていません。そこの立証がないと、「『自己愛性パーソナリティ障害』を治せれば事件は防げた」という論証にはなりませんが、そのような立証をしようとはしません。「なんか『精神病者』がやった事件らしい」という雰囲気だけ煽られています。

「自己愛性パーソナリティ障害」の診断基準は「別表」の通りです。悪名高いDSMです。有名な指揮者のカラヤンがこれに該当するそうです。成功して社会的名声を受ける人も多いそうです。優生思想を持つこととは結び付きません。「自己愛性パーソナリティ障害」者は、「普通の人」ですし、それで悩んでいる人以外は治療の対象とはしないそうです。

「自己愛性パーソナリティ障害」と鑑定すること自体が、犯罪の時は理性を失っていなかったから完全責任能力があるという結論にもっていくものです。事件と精神しょうがいは関係ないが、何らかの病名はつけたかったということです。

 

(別表)診断基準 自己愛性人格障害 アメリカ精神医学会 DSM-IV

「誇大性(空想または行動における)、賞賛されたいという欲求、共感の欠如の広範な様式で、成人期早期に始まり、種々の状況で明らかになる。

以下のうち5つ(またはそれ以上)で示される。

○自己の重要性に関する誇大な感覚(例:業績やオ能を誇張する、十分な業績がないにもかかわらず優れていると認められることを期待する)。

○限りない成功、権力、才気、美しき、あるいは理想的な愛の空想にとらわれている。

○自分が特別であり、独特であり、他の特別なまたは地位の高い人達に(または施設で)しか理解されない、または関係があるべきだ、と信じている。

○過剰な賞賛を求める。

○特権意識つまり、特別有利な取り計らい、または自分の期待に自動的に従うことを理由なく期待する。

○対人関係で相手を不当に利用する、つまり、自分自身の目的を達成するために他人を利用する。

○共感の欠如:他人の気持ちおよび欲求を認識しようとしない、またはそれに気づこうとしない。

○しばしば他人に嫉妬する、または他人が自分に嫉妬していると思い込む。

○尊大で傲慢な行勤 または態度。」        (別表終わり)

 

精神保健福祉法改悪

 

事件の原因は精神しょうがいではないと鑑定されているにもかかわらず、事件を口実にした精神保健福祉法の改悪が何の議論もなく国会を通過しそうです。精神医療=措置入院を「犯罪防止」に使うという今回の精福法改悪、しかも警察をかませるというやり方は、精神医療の根本的在り方にかかわる大改悪です。精福法は「建前」上も社会防衛が目的ということになるからです。「精神医療は本人のための治療を施すものだ」としてきたのが精福法です。医療観察法でさえ建前上は「本人のために医療を施す」とされています。それが今回の改悪では「犯罪予防に精神医療を使う」と明示されているのです。建前上も「社会防衛のために人権を侵害することが『精神医療』の目的だ」と言うに等しいのです。

精神医療が警察の手先に

「これからの精神保健医療福祉のあり方に関する検討会報告書」(17年2月8日)では、「都道府県や市町村、警察、精神科医療関係者が地域で定期的に協議する場を設置することにより、相互理解を図っていくことが必要」と警察と精神医療の相互浸透が公然と謳われています。

「精神保健福祉法改正案」は2月28日、閣議決定されました。厚労省文書の「精福法改正案の概要」では「二度と同様の事件が発生しないよう、法整備を行う」と精神医療の目的を犯罪防止に転換すると明記されています。さらに行政が退院後も監視を続けるための計画を作ることは強制であり患者は拒否できません。計画に従うか否かは患者が判断しますが、拒否すれば退院を認められないかもしれないし、退院後に医療を受けられないおそれがあるから、実質的な強制です。自治体間の情報共有は強制的に行われ本人は拒否できません。

「退院後支援」のための「精神障害者支援地域協議会・代表者会議」(上部組織)には警察の参加が明記され、計画の作成の為の「同・調整会議」(下部組織)では警察の介入は公然とは謳われていないものの、参加者の「等」に含意されています。「両会議における課題や結論を相互に反映」(厚労省文書)するとされており「精神医療は警察の手先になる」と事実上公然と宣言されているのです。

この2つの会議では情報交流することになっていますから個別の計画も警察に情報筒抜け、さらに確信犯である確固たる信念を持つ者(措置になった政治犯を含む)や薬物使用の通報まで規定されています。一生追っかけまわされるのですから、まさに現代の治安維持法保護観察処分です。

私たちは議論を興し、精福法改悪を止めねばなりません。

厚労省相模原事件検証チーム「最終報告」の文言

「措置入院中の段階から、地方自治体や措置入院先病院において、退院後に必要な医療等の支援の内容の検討等を行う必要がある。また、退院後においても、患者が支援を確実に受けられるようにする必要がある。」「入院中から措置解除後まで、患者が医療・保健・福祉・生活面での支援を継続的に受け、地域で孤立することなく安心して生活を送ることが可能となる仕組みが必要である。」「都道府県知事等が措置解除の判断を自ら適切に行えるようにするため、都道府県等の精神科医や精神保健福祉センターの精神科医などの意見を聴けるような体制を確保することが望ましい。精神科医や法曹関係者などの複数の専門家に聴く方式も考えられる」と措置解除の出口を狭め解除後も監視を続けることが提案されています。

「転出先の保健所設置自治体への情報提供に当たっては、(本人の)同意が得られない場合は、個人情報保護条例上の問題が生じないよう、制度的な対応を検討する必要がある。」と法改悪を行なうとしています。

 この最終報告が「これからの精神保健医療福祉のあり方に関する検討会」に出され、精福法改悪案がまとめられました。

 

 

三里塚闘争50年に際して2・12関西集会に参加して

 

IW

 

250人の参加者で会場は満杯でした。全日建関西生コン支部の人でしょうか、「おい、席譲った方がええんちゃうか」と、心配しておられました。

 メインの講演の菅野芳秀さん、とっても興味深いお話でした。お話も上手でした。21歳の時、三里塚闘争で凶器準備集合罪で逮捕され、33歳まで裁判を闘ったそうです。26歳から帰農し、地元で地域づくりに取り組んでこられたそうです。

 地域での取り組みを話されましたが、私たちの「生きる」ということに対して大変示唆があると思いました。たどり着く社会めざすものの拠点の6つの条件「循環、多様性、自立自給、参加民主主義、国際化、家族農業」の説明だけでも、ほんとうにいろいろなことを考えて練っておられるなと思いました。

 そこから生ごみサイクルを確立していかれます。事業は億単位の世界です。行政を動かすのも、住民参加も大変だったろうなと思います。しかし、5000軒から集まる生ごみに含まれている不純物はほんのわずか、住民の方々の意識の高さがうかがえました。

 ゴミの問題は、本当に深刻な問題です。その中から生ごみだけでも循環させて、自然の中にサイクルを作る。人工物はどうしようもないことですが、自然に還せるものだけでも還して、社会の成り立ちを考え直したいと思いました。

 私の住む尼崎では、生ごみにぬかを混ぜてたい肥作りをしよう、という取り組みがありますが、たい肥の消費は個人に任されていて、私のような土地を持たない生活では1か月分の生ごみで出来るたい肥で植木鉢何年分ものたい肥になりました。たい肥を作るモチベーションもなくなり、作るのをやめてしまいました。各戸のたい肥作りを市内の農家の方につなげられたら、生ごみは減るのではないか、と思いました。

 こども食堂をやっているので、こどもたちに農業体験をさせてあげたいな、と思っているのですが、その時には自分で作った生ごみたい肥を持って集まる、という風にしたいな、と思いました。

 今回の集会は、熱田派・北原派など過去の対立の枠を超えて、農民である市東さんの農地取り上げに反対する全ての人が集まるように取り組まれました。農業を守る、自然を守る、生きるということを守る、人間を守る、とても意義深い集会になったと思います。

 

(注)集会は全港湾労組、全日建運輸連帯労組関西生コン支部、全国金属機械港合同などの労働組合や労働者、空港敷地内農民の市東孝雄さん、萩原富夫さん、市東さんの農地取り上げの反対する会の山口さんや、市民、しょうがい者、「精神病者」、広島被爆者などが幅広く参加しました。

 

《俳句のコーナー》

 

俳句は季節を表す言葉=季語の入った五七五の十七文字の一番短い詩です。肩肘張らず、詩情と心もちが大事です。上手い下手は関係ないので、一度投句してみませんか。初心者歓迎です。

 

神となり誇大妄想朝が明け 志郎 

風呂あがり脈激しきや冴え返る 志郎

眼を病んで温もり気付く弥生かな  俊彦

横たわりみすずの詩読み春を知る  俊彦

百グラム肩に重たき小鳥LOVE 晶子

白水仙生きよと香る越前崎  晶子  

車窓には残雪の山椅子温し  元博

腱鞘炎思うようには進まぬ春  元博

 

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2017年3月13日 (月)

三里塚闘争50年に際して2・12関西集会に参加して

 IW

  

250人の参加者で会場は満杯でした。全日建関西生コン支部の人でしょうか、「おい、席譲った方がええんちゃうか」と、心配しておられました。

 メインの講演の菅野芳秀さん、とっても興味深いお話でした。お話も上手でした。21歳の時、三里塚闘争で凶器準備集合罪で逮捕され、33歳まで裁判を闘ったそうです。26歳から帰農し、地元で地域づくりに取り組んでこられたそうです。

 地域での取り組みを話されましたが、私たちの「生きる」ということに対して大変示唆があると思いました。たどり着く社会めざすものの拠点の6つの条件「循環、多様性、自立自給、参加民主主義、国際化、家族農業」の説明だけでも、ほんとうにいろいろなことを考えて練っておられるなと思いました。

 そこから生ごみサイクルを確立していかれます。事業は億単位の世界です。行政を動かすのも、住民参加も大変だったろうなと思います。しかし、5000軒から集まる生ごみに含まれている不純物はほんのわずか、住民の方々の意識の高さがうかがえました。

 ゴミの問題は、本当に深刻な問題です。その中から生ごみだけでも循環させて、自然の中にサイクルを作る。人工物はどうしようもないことですが、自然に還せるものだけでも還して、社会の成り立ちを考え直したいと思いました。

 私の住む尼崎では、生ごみにぬかを混ぜてたい肥作りをしよう、という取り組みがありますが、たい肥の消費は個人に任されていて、私のような土地を持たない生活では1か月分の生ごみで出来るたい肥で植木鉢何年分ものたい肥になりました。たい肥を作るモチベーションもなくなり、作るのをやめてしまいました。各戸のたい肥作りを市内の農家の方につなげられたら、生ごみは減るのではないか、と思いました。

 こども食堂をやっているので、こどもたちに農業体験をさせてあげたいな、と思っているのですが、その時には自分で作った生ごみたい肥を持って集まる、という風にしたいな、と思いました。

 今回の集会は、熱田派・北原派など過去の対立の枠を超えて、農民である市東さんの農地取り上げに反対する全ての人が集まるように取り組まれました。農業を守る、自然を守る、生きるということを守る、人間を守る、とても意義深い集会になったと思います。

 

(注)集会は全港湾労組、全日建運輸連帯労組関西生コン支部、全国金属機械港合同などの労働組合や労働者、空港敷地内農民の市東孝雄さん、萩原富夫さん、市東さんの農地取り上げの反対する会の山口さんや、市民、しょうがい者、「精神病者」、広島被爆者などが幅広く参加しました。

 

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2017年3月 7日 (火)

C市と65歳交渉

ひょうせいれん会員Bさんの65歳問題交渉でC市D区役所に行ってきました。
C市は要介護認定の拒否者が多かったので、新基準を今年2月1日から始めたそうです。
精神しょうがい者の場合には、要介護認定で非該当になった場合、月20時間までしょうがい者施策で支給するそうです。要支援になった場合は不足分を支給する。但し後者の場合は1割負担が月2~3000円になります。
Bさんの場合、おそらく非該当になるだろうということを役所の人は言っていました。Bさんは家事援助を週3時間受けていますから月15時間ですので、20時間の範囲で収まります。
このような新制度ができたのは拒否者が多かったからなので、それらの人たちに感謝です。
また介護保険の制度がおかしいからという理由で要介護認定を拒否する場合は、しょうがい者施策で保障されることも確認しました。
どちらを選ぶかは本人次第です。

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2017年3月 1日 (水)

精福法改悪案が閣議決定

「精神保健福祉法改正案」は2月28日、閣議決定されました。厚労省文書の「精福法改正案の概要」では「退院後支援」のために設けられる上部組織である「精神障害者支援地域協議会・代表者会議」には警察の参加が明記され、その下部組織である、計画の作成の為の「同・調整会議」では警察の介入は公然とは謳われていないものの、参加者の「等」に含意されています。「両会議における課題や結論を相互に反映」するとされており「精神医療は警察の手先になる」と事実上公然と宣言されているのです。
私たちは議論を興し、精福法改悪を止めねばなりません。

この2つの会議では情報交流することになっていますから個別の計画も警察に情報筒抜け、さらに確信犯である確固たる信念を持つものや薬物使用の通報まで規定されています。
一生追っかけまわされるのですから、まさに現代の治安維持法保護観察処分、しかも行政処分です。

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