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2018年11月13日 (火)

11/11集会報告

11/11尼崎小田公民館での「ナチスのT4作戦を観る ビデオ上映とお話し」集会を成功裏に終えることができました。

上映したビデオは『優生思想』によるナチスのしょうがい者に対する断種政策(強制不妊政策)が エスカレートしてT4作戦というしょうがい者大虐殺に繋がったこと。市民はハイルヒトラーを叫び、抵抗する者の無いままT4作戦は実行されて行った。市民はしょうがい者が虐殺されていることを知っていながらヒトラー万歳を叫び続けた。一人の神父が立ち上がり「生産性のない者の殺害を承認するならば市民も年を取ったら殺されることになる」と異議の声を挙げた。その声は瞬く間に市民に広がりヒトラーはT4作戦中止を命令した。ナチスと言えど世論を気にしていたのです。しかし、それで終わらなかった。「野生化したT4」が精神科医の主導の下に続けられた。ナチスによる強制ではなく精神科医の自発的主導だった。殺された人数はT4作戦を上回った。精神科医達は戦後も長く沈黙し反省を口にする者は居なかった。殺害現場を訪れた藤井克徳氏は「しょうがい者の人権が否定されるとき、すべての人の人権が侵害される。それは戦争の前触れだ」と回述します。

続いて報告に立った吉田みち自立生活センター三田代表は三田しょうがい者監禁事件について詳述し被害者は施設に移されただけで、自由はいまだに無いことを糾弾しました。被害者が社会の中で自由に暮らせない状態を「解決済み」としてはなりません。

続いて知的しょうがい者、精神しょうがい者、身体しょうがい者や聴覚しょうがい者らから発言を受けました。ナチスの時代は決して過去の出来事ではなく今まさにそのような時代に入っていること。しょうがい者は不幸だという決めつけのもと生まれる前に抹殺されている。しょうがい者の安楽死、尊厳死という名の下に虐殺を行う時代が来ようとしている。三田しょうがい者監禁事件は何ら解決されていない。施設に監禁されているだけだ。加害者が保護者として関わり続けているのはおかしくないか。

視点を変えて、介助労働者の幸せはしょうがい者の幸せにあるという価値観で労働者の運動を進めることが必要だ。

すべての討論が「ピープルファースト」「しょうがい者である前に人間だ」と権利の主体としてのしょうがい者という立場に立脚したものでした。

集会には受付名簿にある人が50人、受付を通らなかった人が数人いたのと、介助者を入れると60人の参加でした。カンパも多く集まり、事前のカンパを含めると赤字は出さずに済みそうです。ビデオをさらに深めた藤井克徳さんの本(「わたしで最後にして」)も10冊仕入れたのが試写会と精神科医に買って貰ったので6冊売れ、11日の集会でさらに3冊売れました。

ともかく無事これ名馬、集会は大成功でした。来て下さった方々、講師や発言者、スタッフのみなさん、カンパを寄せて下さったみなさんも本当にありがとうございました。 この集会の陣形をさらに豊かなものにしてみんなの力を合わせ、しょうがい者差別の厳しい現実、すなわち戦争が近づく中での「優生思想」によるしょうがい者差別の激化と闘って行きたいと思います。これからもよろしくお願いいたします。

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