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2020年5月31日 (日)

神戸市精神医療審査会の回答

精神科病院で患者への虐待事件があった神出病院事件につき。
神戸市精神医療審査会への3/18付「神出病院事件につき、ひょうせいれんの意見と質問」に付き、審査会事務局から文書による回答がありました。(5/19付)。5/19に審査会事務局から電話が掛かって来て、審査会の全体会で検討して答える予定だったものがコロナの影響で流会となっていること。次にいつ開けるかの見通しが立たないので会長と相談して、いつまでも待たせる訳にはいかないということになり、事務局の責任で答えられる範囲で答えるということでした。
文書の内容は、ワードに打ち込んでもらっています。内容の要点は以下の2点です。
①次の文言が書かれた文書を入院する時に示すことになっている。「不明な点、納得のいかない点がありましたら、病院の職員に申し出て下さい。それでもなお、入院や処遇に納得のいかない場合には都道府県知事(神戸市の病院の場合は神戸市長)に請求することができます。詳しくお知りになりたいときは、病院の職員にお尋ねになるか又は下記にお問い合わせ下さい。都道府県知事の連絡先(電話番号を含む)(神戸市内の病院の場合は神戸市精神保健福祉センター、電話番号の記載)」
②被害は報道されたが、「当方に、そのような電話相談、退院請求、処遇改善請求はありませんでした。」
という2点が主な内容です。
要は『告知しているのに連絡してこなかった被害者が悪い』と言っているのに等しいのです。告知文の不親切さ、急性期で文書を示されて理解できるかという問題、当該の被害者には確かに示したか、どのような示し方だったかの検証もなく、病院職員に被害を受けてもまず病院職員に相談せよという文言の不適切ささえ問わない訳です。また電話の所の掲示が電話番号の事しか触れられておらず、「困ったことがあったら電話してください」というような掲示があるのかどうかも分からない回答です。
総括を求めたのであってこんな『悪いのは被害者だ』というような言い訳では、被害者への謝罪にもならず、次の被害を防ぐことにもなりません。
私たちで総括を深め、再質問をしていきたいと思います。

 

 

神健保精第306号
令和2年5月19日
兵庫県精神障害者連絡会 様

 

神戸市精神保健福祉センター  
(神戸市精神医療審査会事務局)

 

 

 2020年3月18日付で神戸市精神医療審査会宛にいただいた「神出病院事件につき、ひょうせいれんの意見及び質問」について、下記のとおり回答いたします。

 

 

1. 神戸市精神医療審査会の位置づけについて
神戸市精神医療審査会は、精神保健及び精神障害者福祉に関する法律(以下「法」という。)第12条により設置された機関で、合議体の審査事項は法及び法施行令並びに神戸市精神医療審査会運営規程に定められ、(1)法第38条の3に規定する医療保護入院者の入院届及び定期病状報告並びに措置入院者の定期病状報告に係る当該患者の入院の必要性。(2)法第38条の5に規定する退院等の請求に係る当該患者の入院の必要性または処遇鵜の適否。を審査することとなっております。
 また、法第6条により、精神医療審査会の事務は精神保健福祉センターが行なっています。

 

2. ご質問の事項 ①、➁、➂、④、⑨、⑩、⑪、⑫、⑬、⑭、⑮、⑯、⑱について
上記のご質問は、神戸市精神医療審査会で取り扱う事項ではありませんので、回答はいたしかねます。
神戸市健康局保健所保健課にて同様の文書を受け取っているため、同保健課より回答されております。

 

3. ご質問の事項 ⑤、⑥、⑦、⑧について
新聞等では、2018年10月~2019年9月に男性入院患者が被害を受けたことが報道されておりますが、当方に、そのような電話相談、退院請求、処遇改善請求はありませんでした。
(ひょうせいれんの(注)
⑤ 被害患者は「精神医療審査会」には訴えましたか。
⑥ 訴えた場合、それはどういう経過をたどりましたか。
⑦ 訴えなかった場合、精神医療審査会に訴えることができることは告知されていましたか。
⑧ 訴えなかった場合、それはなぜだと総括されていますか。)

 

4. ご質問の項目 ⑦、⑧及び⑰に関連した告知、窓口について
精神科病院に入院する時の告知等に係る書面が定められており、精神科病院が本人に示す文書に、以下の内容が記されております。

 

《もしもあなたに不明な点、納得のいかない点がありましたら、遠慮なく病院の職員に申し出て下さい。
 それでもなお、あなたの入院や処遇に納得のいかない場合には、あなた又はあなたのご家族等は、退院や病院の処遇の改善を指示するよう、都道府県知事(神戸市内の病院の場合は、神戸市長)に請求することができます。この点について、詳しくお知りになりたいときは、病院の職員にお尋ねになるか又は下記にお問い合わせ下さい。
 都道府県知事の連絡先(電話番号を含む。)(神戸市内の病院の場合は、神戸市精神保健福祉センター 078-371-1900の記載)》

 

また、精神科病院の公衆電話(病棟内も含む)には、「神戸市精神保健福祉センター、兵庫県精神保健福祉センター、障害者安心ネットワーク、神戸地方法務局人権擁護課」それぞれの電話番号が問合せ先として掲示されています。
 入院患者より相談があり、法第38条の5に規定する退院等の請求があった場合は、神戸市精神医療審査会として、精神障害者の人権擁護のために、当該患者や関係者から詳しく意見を聴取したうえで、入院の必要性、処遇の適否について審査を行っております。
(ひょうせいれんの(注)
⑰ 匿名性を担保して、病院の職員(看護以外も)全員に聞き取り調査をすべきです。ほかに類似のことがないか、可能な範囲で患者にも聞き取りをすべきです。これは精神医療審査会が担うべき課題だと思います。そして、患者自身が希望すれば、「ひょうせいれん」のような当事者団体のメンバーへの相談も行えるようにすべきと思います。また、電話やメールで相談できる「いじめ相談窓口」のようなものを、精神医療審査会と管轄する保健所に開設し、関与する機関が積極的な情報収集ができるようにするべきと思います。兵庫県の設けている精神障害者及び家族によるピアサポーター・電話相談の制度も活用すべきと思います。これらのことについて、いかがお考えですか。)

 

 

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