-福祉労働者の悩み-

2008年8月31日 (日)

外国人介護職労働者

外国人介護職の問題は、EPAという大国と発展途上国の格差の問題、介護職に対する新たな沈め石となるのではないかという問題、それらも含めた外国人に対する差別的感情を掘り起こすのではないかという問題が絡み合っていると思います。

わずか104人の来日が介護職労働者の不足を埋めるものとなるはずもありません。それよりも、EPAによる工業製品の輸出を拡大するための代償としての象徴という意味合いの方が大きいのでしょう。

そして、より低賃金で働く人を介護職として導入することで、労働条件の引き上げを求める介護職労働者に対するアンチとして、沈め石にしようとしていること。しかも4年間のうちに介護職の試験に合格しないと強制帰国となるという不安定な立場は、たとえ日本人と同じ賃金で働くとはいえ、彼ら自身の手による労働条件の引き上げの動きを封じるものとなることでしょう。外国人労働者の労働組合というものも実際に存在していますが、介護職外国人がそういうところに組織化されることをあらかじめ封じるものとして「4年間」の問題が存在しています。

そして、それらの状況が、外国人介護職に対する差別感情を惹起させ、介護職の団結ということの妨げにされるということがあると思います。

私たちは外国人労働者に対する差別感情を乗り越えて、彼ら彼女らと連帯しながら、全体としての介護職の労働条件の引き上げを如何に実現するのかを考えるときが来ているのではないでしょうか。

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2008年8月29日 (金)

地域生活を保障する措置費

非正規職撤廃の要求を労働者全体のものとしないとならないと思います。ワーキングプアの多くは非正規職だからです。ところが正規雇用であってもワーキングプアという現実が介助労働者を覆っています。そのために離職率も高いのが現実です。そのことは介助される側の「障害者」や高齢者にとっても悲惨な現実としてあります。介助労働者が固定せずに次々に変わって行くという事実は、介助される側にとっても負担だし、事業所によっては派遣する労働者がいなくなるということもおきていると聞いています。

結婚もできないワーキングプアという現実がある限り労働者を責めても仕方ないことです。国の負担増で、労働者の賃金を引き上げるような施策が何よりも求められています。そのことがワーキングプアの解消になり、介助される側の「障害者」や高齢者にとっても望ましいことです。

応益負担の廃止と国による介助保障はいったいの問題です。施設収容という意味ではなく、地域生活の保障という意味での措置費による介助保障こそが問題の解決の方法ではないでしょうか。

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2008年8月27日 (水)

インドネシア人介護士ら来日へ 34都府県に208人

- 08/07/31 | 共同通信配信NEWS

 経済連携協定(EPA)に基づくインドネシアからの介護士と看護師の候補者受け入れで、それぞれ104人の計208人が、34都府県に所在する法人と雇用契約を結んだことが30日、厚生労働省のまとめで分かった。受け入れ先は東京都や兵庫県など都市部に多い傾向も明らかになった。候補者は来月7日に来日する。

 来日人数は、両国政府が想定した初年度枠500人(介護士300人、看護師200人)の半数以下で、来年度以降の募集方法などに課題が残った。

 介護士と看護師の合計人数でみると、受け入れが最も多いのは東京都と兵庫県の22人。次いで神奈川県17人、大阪府14人などの順。介護、看護現場の人手不足が指摘される都市部に集中する一方、北海道や静岡、沖縄など13道県では、受け入れる法人がまったくなかった。

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2008年8月 8日 (金)

弁証法

先日、雑誌の取材で若者が分会長をしている労働組合員に話を聞く機会があった。一応結論までを書いた原稿をもとに、そのなかにインタビューを当てはめていくという手法だ。しかし、話を聞いていると、いかに自分が型どおりの発想をしているかを思い知った。結論として型どおりに労働組合が頑張っているという話を作ってしまっていたのだ。これが弁証法というものかなと思った。現実の彼らは型どおりには行かない困難と闘っている。いや闘う道を探している。

福祉労働者にとっても問題は同じだろう。あらかじめの結論などはない。闘いに参加するなかで道を見つけるしかない。

ぜひ僕らと繋がっていってほしい。

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2008年7月28日 (月)

福祉労働者の悩み

福祉労働者のおかれている状況はきびしいものです。来春に向けて報酬単価のみなおしがなされるといわれています。「障害者」の自己負担の増加に繋がらない形で、福祉労働者の賃上げがないと、低賃金ゆえに夢をあきらめないといけない労働者が次々と出てきます。低賃金だけではなく、職場のしがらみなど悩みの多い職場です。

そういう悩みをこのページに書くことで吐き出してみませんか。相談するだけで気が楽になるということもあります。また、関西合同労組の労働相談もあります。悩みを意識化するだけでも前進があると思います。福祉労働者のご意見をお待ちしています。

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