-闘いは進む-

2017年3月13日 (月)

三里塚闘争50年に際して2・12関西集会に参加して

 IW

  

250人の参加者で会場は満杯でした。全日建関西生コン支部の人でしょうか、「おい、席譲った方がええんちゃうか」と、心配しておられました。

 メインの講演の菅野芳秀さん、とっても興味深いお話でした。お話も上手でした。21歳の時、三里塚闘争で凶器準備集合罪で逮捕され、33歳まで裁判を闘ったそうです。26歳から帰農し、地元で地域づくりに取り組んでこられたそうです。

 地域での取り組みを話されましたが、私たちの「生きる」ということに対して大変示唆があると思いました。たどり着く社会めざすものの拠点の6つの条件「循環、多様性、自立自給、参加民主主義、国際化、家族農業」の説明だけでも、ほんとうにいろいろなことを考えて練っておられるなと思いました。

 そこから生ごみサイクルを確立していかれます。事業は億単位の世界です。行政を動かすのも、住民参加も大変だったろうなと思います。しかし、5000軒から集まる生ごみに含まれている不純物はほんのわずか、住民の方々の意識の高さがうかがえました。

 ゴミの問題は、本当に深刻な問題です。その中から生ごみだけでも循環させて、自然の中にサイクルを作る。人工物はどうしようもないことですが、自然に還せるものだけでも還して、社会の成り立ちを考え直したいと思いました。

 私の住む尼崎では、生ごみにぬかを混ぜてたい肥作りをしよう、という取り組みがありますが、たい肥の消費は個人に任されていて、私のような土地を持たない生活では1か月分の生ごみで出来るたい肥で植木鉢何年分ものたい肥になりました。たい肥を作るモチベーションもなくなり、作るのをやめてしまいました。各戸のたい肥作りを市内の農家の方につなげられたら、生ごみは減るのではないか、と思いました。

 こども食堂をやっているので、こどもたちに農業体験をさせてあげたいな、と思っているのですが、その時には自分で作った生ごみたい肥を持って集まる、という風にしたいな、と思いました。

 今回の集会は、熱田派・北原派など過去の対立の枠を超えて、農民である市東さんの農地取り上げに反対する全ての人が集まるように取り組まれました。農業を守る、自然を守る、生きるということを守る、人間を守る、とても意義深い集会になったと思います。

 

(注)集会は全港湾労組、全日建運輸連帯労組関西生コン支部、全国金属機械港合同などの労働組合や労働者、空港敷地内農民の市東孝雄さん、萩原富夫さん、市東さんの農地取り上げの反対する会の山口さんや、市民、しょうがい者、「精神病者」、広島被爆者などが幅広く参加しました。

 

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2017年3月 7日 (火)

C市と65歳交渉

ひょうせいれん会員Bさんの65歳問題交渉でC市D区役所に行ってきました。
C市は要介護認定の拒否者が多かったので、新基準を今年2月1日から始めたそうです。
精神しょうがい者の場合には、要介護認定で非該当になった場合、月20時間までしょうがい者施策で支給するそうです。要支援になった場合は不足分を支給する。但し後者の場合は1割負担が月2~3000円になります。
Bさんの場合、おそらく非該当になるだろうということを役所の人は言っていました。Bさんは家事援助を週3時間受けていますから月15時間ですので、20時間の範囲で収まります。
このような新制度ができたのは拒否者が多かったからなので、それらの人たちに感謝です。
また介護保険の制度がおかしいからという理由で要介護認定を拒否する場合は、しょうがい者施策で保障されることも確認しました。
どちらを選ぶかは本人次第です。

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2016年12月27日 (火)

尼崎で相模原事件を考える集会     

12・4相模原障害者殺傷事件を考える尼崎集会は、市内のしょうがい者ら82人の参加を得て、集会内容も充実したものでした。市内の主だった自立生活を闘うしょうがい者、しょうがい者の家族、介助労働者等が政党党派を超えて実行委員会を作り、呼びかけ、オルグし、参加したという点で画期的なものでした。「孤立」していたしょうがい者や親や施設労働者が「結びついた」ことが最大の獲得物でした。私たちとして貴重な経験だったと思います。

 

主な発言要旨。

しょうがい者の親「Uに人の価値を決められて堪るか、振り返って自分はどうやねん、しんどくて死んでしまいたいと思う時もあった。親の子殺しという言葉を思った。子どもを殺す親であってはならないと思った。施設収容の問題、地域で暮らしていたら大量殺人なんかできなかった。教育の問題が大きい。」

ピープルファーストの知的しょうがい者「事件に対する怒り、知的しょうがい者は死にたいなんて思っていない、親も応援してくれている。監視カメラ、施錠した施設はいらない。知的しょうがい者は起ち上ろう。知的しょうがい者として生まれてきてよかった、仲間もたくさんできた。」

施設職員「ミーティングで職員不足、育成不足があったことが事件の引き金になったのではないか。呉秀三の『この国に生まれたるの不幸を重ねるがごとし』という言葉、私宅監置から100年経ってもその思想をぬぐえない。」

バクバクの会のしょうがい者の親「Uの価値観、人間観が社会を覆い始めているのではないか、しょうがい者は不幸、活きる価値がないという思想。延命治療の打ち切り、出生前診断。Uは特異な思想ではない、社会的弱者、マイノリティに対するヘイトスピーチ。生きる価値無き命などない。」

精神しょうがい者「ナチスのT4作戦のような精神しょうがい者の社会的抹殺の準備が進んでいる。政府は精神しょうがい者は不良なものと優生思想そのもの。一生施設に閉じ込める。12万人を死ぬまで精神病院から出さない。」

精神しょうがい者家族会の声。

身体しょうがい者「かつて兵庫県で県が推し進めた『不幸な子供が生まれない運動』というものがあった。」

ピープルファーストの知的しょうがい者「脳性麻痺の夫とともに幸せに生きている。」

身体しょうがい者「2ちゃんねるではしょうがい者は死ねという施設労働者の書き込みなどが多かった。意思疎通できないと思われてもじっくり付き合えば人間性が分かる。」

等々すべては紹介しきれません。

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2016年11月10日 (木)

10・27大フォーラムでの発言

兵庫県精神障害者連絡会のTです。

しょうがい者の65歳問題について、私の経験を報告します。

65歳問題というのはしょうがい者が65歳になると障害者総合支援法第7条の規定により、介護保険制度が優先適用される問題です。介助時間の大幅な引き下げや、要介護度が最重度以上にならないとしょうがい者施策での介助がない自治体があります。これらは厚労省が約束していることに反しています。しかし、各自治体に対して一つ一つ確認させなければなりません。

私は11月に65歳になります。先だって816日にA市と交渉しました。

交渉はA市市内障害13団体連絡会という全市的なしょうがい者団体の全面的バックアップを受けました。

私は自らの体験である、解雇撤回裁判闘争のことで、医学モデルを受け入れることはできず、社会モデルでなければならないということを市側に説得しました。私は1991年に郵政省を解雇になり解雇撤回裁判を闘いました。裁判で私は、解雇はしょうがい者差別だ、しょうがい者にとっての障壁を取り除く義務は雇用者側にあると主張しました。国側は、しょうがい者に「健常者」と同じ条件で働く能力がなければ解雇するのが当然だと主張しました。2000年に最高裁は解雇を正当としました。この解雇撤回闘争が私のしょうがい者としての原点です。だから、私にはどんなものであれ、しょうがい者に「健常者」並みになる努力を強いる医学モデルは受け入れられないと、市側に主張しました。

これはああすればいい、こうすればいいというような「方法論」ではなく哲学なんです。

介護保険は、家族介護を前提とし、障壁を取り除くのはしょうがい者・高齢者本人の責任だとする、医学モデルの制度です。だから、私は要介護認定を受けないと市に対して宣言しました。市内障害団体連絡会もそれを支持してくれました。

交渉の結果、市側は介護保険を受入れられない気持ちは分かったと2つの約束をしました。

一つは、要介護認定を受けないまま65歳の誕生日を過ぎても、直ちに障害者総合支援法の支援を打ち切ることはしないということ。

もう一つは、要介護認定を受けた結果、しょうがい者施策との時間数の差が出たら、不足分はしょうがい者施策で支給する。これは市が文章化し、全市のしょうがい者を対象とする。

一点目の確認によって要介護認定を受けないからといって直ちに介助を打ち切られる心配が無くなりました。これは岡山で裁判になっている例などを考えると大きな獲得です。このような実力行使の例は、他の市でも先例がありますが、それを引き継ぐ闘いが可能になりました。

9月に、65歳の誕生日の後の障害者自立支援法による介助の申請書類を提出し、要介護認定は受けないと再度、市に通告しました。

市内障害団体連絡会から、65歳になり介護保険に移行して時間数が減っているしょうがい者が多いと指摘されています。2点目の約束は、この全市的課題を視野に入れてのことです。

また9月29日の大フォーラムの厚労省交渉において、厚労省は65歳問題で従来の約束を維持しないと言いました。厚労省による改悪を許さず、高齢者もしょうがい者も介助は社会モデルで行うべきであるということを、今後も要求していきます。

いま政府は、日本を戦前の隣組のような監視社会に変えるために憲法や法や制度を作り変えようとしています。政府は民衆の価値観を転換させるために、しょうがい者の地域自立生活よりも、戦争と資本家の金儲けのための予算を優先させています。私たちはこの価値観の転換を許しません。「骨格提言」の完全実現を求めることこそ、人間第一の価値観を実現する闘いです。共に闘いましょう。

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2016年11月 3日 (木)

10・27『骨格提言』の完全実現を求める大フォーラムの報告

10・27『骨格提言』の完全実現を求める大フォーラムのもようが録画で見られます。下記ページにて。

https://www.youtube.com/watch?v=HDXBW2dWQEo&feature=youtu.be

1027『骨格提言』の完全実現を求める大フォーラム」が、しょうがい者ら600人を集めて開かれた。集会には、多くの闘うしょうがい者団体・個人が揃い踏みした。大フォーラムが600人を集める実体があり、かつ闘う内実のある団体に成長したのが嬉しかった。 

発言者が多様であり、内容も鮮明だった。発言者を紹介する。

保坂展人世田谷区長、ピープルファースト・ジャパン(知的しょうがい者の当事者団体)、こらーるたいとう(精神しょうがい者の当事者団体)、優生思想反対の神経筋疾患ネットワーク、福祉労働者の立場から・ゆにおん同愛会と渡邉琢さん(かりん燈・京都)、多摩療護園園長と自治会代表、東京新聞記者田原牧氏、全国青い芝の会(「脳性麻痺」者の当事者団体)、ALSさくら会が「津久井やまゆり園しょうがい者殺傷事件」への怒りの声を挙げた。連帯アピールでは、障害者自立支援法訴訟の基本合意の完全実現をめざす会(元違憲訴訟団)、病棟転換型居住系施設について考える会、JD日本障害者協議会、国会議員(阿部知子、金子恵美、山本太郎各議員が発言、国会の都合で来られなかった福島みずほ議員がメッセージを寄せた)。リレートークでは、「尊厳死」法制化に反対・バクバクの会、優生手術に謝罪を求める会、難病をもつ人の地域自立生活を確立する会、宇都宮健児・反貧困ネットワーク共同代表、65歳問題で福島からと兵庫県精神障害者連絡会の私、習志野市によるしょうがい者不当解雇事件・当該。集会宣言などで、障害連、HANDS世田谷。場所を移した厚労省前集会では、怒りネット、全国「精神病」者集団、その他にしょうがい者多数が発言した。

「津久井やまゆり園しょうがい者殺傷事件」への怒りに満ちたしょうがい者、知的しょうがい者、精神しょうがい者の発言は、同時に施設や精神病院に長年にわたり閉じ込められ、また虐待されてきた自らの経験への怒りの声だった。「死ぬまで閉じ込める」のと「肉体的に殺す」のとはいったい区別されるだろうか。残酷さにおいて変わることはないのではないか。殺され傷つけられた46人のしょうがい者たちの痛みと苦しみ悔しさに共感し、共有する発言が続いた。

また、事件を利用して措置入院の強化が狙われている。精神しょうがい者は二重の恐怖の中に置かれている。「役立たず」と言われて殺される恐怖と「事件を起こしたのはお前たちの同類だ」と迫られる恐怖と。政府は、差別的憎悪犯罪を憎む言葉を一言も発しないばかりか、容疑者に措置入院歴があったということを利用して精神保健福祉法の改悪などで精神しょうがい者に迫害をくわえようとしている。容疑者が措置入院をしていた時の最終診断は「大麻の影響」であり精神病ではないとして退院させた。厚労省の検討会はその北里大学東病院の対応に間違いはなかったと一旦結論付けたが、政治家が介入して「精神しょうがい者取り締まりの法整備が必要」という報告書へと180度逆のものに変えてしまったことが明らかになっている。

またしょうがい者の様々な闘いが提起される集会だった。「尊厳死」法制化、制度の谷間の問題、貧困と生活保護、65歳問題、しょうがい者差別解雇の問題が提起された。しょうがい者は生きていく上で様々な差別にあっている。それらの差別はしょうがい者が自ら闘うことによってしか乗り越えられないが、それぞれの場からの闘いが行われている。

厚労省前に場を移した集会では、多くのしょうがい者がマイクを握り政府・厚労省による差別の強化を許さず、「骨格提言」の完全実現を求める様々な立場からの怒りの声を挙げた。

集会のもようはNHKでも報道された。またネット配信され録画も配信されている。

なお、集会には多くの賛同が寄せられ、財政的に支えていただいたことをこの場を借りてお礼申し上げます。

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2016年8月31日 (水)

8・21報告集ののチラシ

160821102


冊子の編集のめどがつきましたので、販売チラシを作りました。

ご注文はメールにてお願いします。

直接、300円を郵便振替で送っていただいても結構です。

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2016年8月22日 (月)

⒏・21学習会速報

相模原事件としょうがいしゃの問題を考える学習会の報告です。

学習会は、定員30人の部屋に35人が参加。椅子がなくて「これ以上来たらどうしよう」と思う状況でした。
相模原事件後初めてしょうがい者が相模原事件をテーマに集会をやるということで、関心が集まったようです。日頃のお付き合いのある方がほとんどでしたが、日頃はお付き合いのない方もどこで聞いたのか来られていました。フェイスブックで宣伝していましたからそれを見たのかな。
学習会では怒りネット世話人の古賀さんからの詳細な報告があり、約1時間以上、活発な質疑討論がありました。...
記憶に残っているものとしては、「国会議員にも働きかけてはどうか」「神戸でスタンディングを呼び掛けている人がいるので参加したい」「安倍との親和性があるというが、市民に特殊な人の特殊な事件ではないことを知らせる必要がある。街頭行動が大事だ」「岡山で大学准教授が障害を理由に不利益を受けた。しょうがい者作業所、学校での虐待や問題がある。この事件、彼を生み出す社会。福祉の中に優生思想がないか。地元での運動を作っていきたい」「措置ということがクローズアップされて誤解を生んでいる。しょうがい者による犯行と思わない方が良い。マスコミが被害者の名前を出さないことは第2のしょうがい者差別ではないか。名前が消えてしまうと忘れられてしまう。日航機事件のように毎年思い出されるべき事件だ」「ピープルファーストでも全国集会をする。介護保険問題で65歳になる友人がいるので教えてほしい」「作業所でも工賃加算など、市場原理に組み込まれる問題がある」などなど。
まだまだ書ききれないですが、「優生思想による事件であり許せない。被害者の名前が出てこないのは第2の差別ではないか。Uが措置と扱われることで新たな差別を生んでいる。8月10日の検討会で新法、精福法改悪、刑法改悪の流れが出てくる。院内集会や、10・27大フォーラム、神戸の取り組みで迎え撃とう。」とまとめました。
古賀さんの提起はデータがあるので必要な方はおっしゃってください。お送りします。

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2016年8月17日 (水)

65歳問題交渉報告

16日の65歳問題交渉の速報。

16日、A市と私の65歳問題で話し合いを行いました。

市側は2点約束しました。

 交渉が時間切れで、要介護認定を受けないまま65歳の誕生日を過ぎても、直ちに障害者総合支援法の支援を打ち切ることはしない。

 要介護認定で要支援1などになった場合、しょうがい者施策との時間数の差が出るが、不足分はしょうがい者施策で支給する。これは市が文章化し、全市のしょうがい者を対象とする。

以上は約束として確認しました。

 また確認事項として、話し合いの中では、要介護認定を受けて「自立」となった場合も同様に障害者支援制度から支給する。ただし時間数は約束できない。ケアマネの判断に従う、ということも確認されていました。これは去年の交渉より後退しています。去年は14時間保障すると言っていました。またケアマネというのは介護保険の方の制度なので実質的引き下げがないか心配です。厚労省が65歳になったからといって状態が良くなることは考えにくいと言っている点を、市にも確認させるよう今後追求して行きます。厚労省が実質的に、65歳になったからといって時間数を減らすということは考えにくいと言っているわけで、市がそれとは違う答えをすることはおかしいからです。

A市障害11団体連絡会のHさんから指摘があり、65歳になり介護保険に移行して時間数が減っているしょうがい者がいる(多い)という可能性があり、この点も今後追求していきます。

 の点の約束を交わしたことで、要介護認定を受けないからと言って直ちに介助を打ち切られるという可能性が無くなりました。これは岡山で裁判になっている例などを考えると大きな獲得です。これでもし要介護認定を強要されて裁判になった場合でも、直ちに介助を打ち切られる可能性が無くなったわけで、大きな安心になることです。このような例は、他市でも先例があることですが、それを引き継ぐ闘いが可能になりました。

 

注・65歳問題というのはしょうがい者が65歳になると障害者総合支援法7条の規定により、介護保険制度が優先適用される問題です。介助時間の大幅な引き下げや、要介護5(最重度)以上にならないとしょうがい者施策からの時間数の補足がない市などがあります。これらは厚労省が約束していることに反しているのですが、各市に対して一つ一つ確認させなければならないのが現状です。

 

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2016年6月 1日 (水)

65歳交渉経過

518日A市の課長と話をしました。障がい福祉の自立支援担当課長S氏です。なかなか連絡の取れない方で先方の空いた時間にということで、閉庁ギリギリの17時ごろに私に電話がかかってきて30分ぐらい話をしました。

こちらの用件は交渉の日程を決めたいということだったのですが、それについては「流動的でありその都度報告するから、いつと話し合いの時期は決められない」ということでした。11月までと限られた期間の中でそれで良いのか問ましたが、課長は私とだけ話をしていればよいと思っているようでした。私は第三者を入れた交渉をしたいので、今後追求していきます。そもそもS課長に電話したのは、疾病対策課(健康増進課が組織替えした)のK係長が交渉のことで「障害福祉に聞いているが返事がない」と言ってばかりいるので、私が「では直接聞く、障がい福祉の誰が担当なのか」と聞いてのことです。

電話では課長は「健康増進のK係長から話は聞いているが、もう一度聞かせてほしい」と私がなぜ介護保険移行を拒否しているのかを聞きました。私はそれは話し合いの中で話すと言ったのですが、それでも聞きたいということでした。「介護保険は家族介護を前提として社会的に助けるという医療モデルであり、社会モデルであるべきしょうがい福祉とは根本が異なるという理念的な問題と、連れ合いがしょうがい福祉であり一家庭に2制度が実際に可能なのかという、実際的な問題がある」と返事しました。課長は「K係長から費用の問題もあると聞いている」と言いましたが、「それもあるが金額的には低い」と答えました。課長はしょうがい福祉で継続したいということかとか聞いていました。私は「間違った理念に基づく介護保険に移行する気はない、同じく要介護認定を受ける気はない」と答えました。課長は身体や知的しょうがいはあるのかと聞いていました。要介護認定を受けても「自立」と判定されることを確認したかったようです。去年の交渉で市側は、要介護認定で「自立」と判定されてもしょうがい福祉では障害程度区分が出れば、従前の時間数を保障すると言っていたことと通じるものです。私が要介護認定は受けないのでその線はないのですが。

その他、課長の話しで特徴的だったこと。「阪神7市1町で統一した対応する。市境を越えたら運用が違うということでは実際にやりにくいからだ。」(法や通知ではっきり決まっていないことについて)「国は監査で口を出す。方向性が違うと苦情を言う。国にも他から相談が上がっているだろうから、どう解釈すればいいか聞いて市の方向性を出す。グレーな所があるのをはっきりさせるということ。」

今後、「グレーなところ」の問題が交渉のテーマとなるのでしょうか。おそらく通知でははっきりしないところがあるという趣旨だと思います。はっきりしていることは、要介護認定を受けて「自立」となった場合で、障害程度区分で支援が必要という判定の場合は、しょうがい福祉で支援していいことになっています。一方で、要介護認定は受けず、しかしもし受けても「自立」と出る可能性の強いケースを厚労省は想定しているのでしょうか。そこがおそらく「グレーだ」と言っているケースなのでしょう。ヒラメになってお上の動向を気にしてばかりいるのが役人の根性なのかと思います。阪神71町、横並びで前へ出すぎないことを考えているのでしょうか。今後ともご支援よろしくお願いします。

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2016年5月28日 (土)

兵庫年金訴訟の状況

年金引き下げに対する裁判において、神戸地裁は「移送」問題で5月9日決定を出しました。大阪地裁への移送です。5月25日年金裁判を支える尼崎の会に結成集会があり報告されました。兵庫県の年金訴訟原告団・弁護団としては抗議しつつ決定に従うことになりました。「移送」問題とは行政訴訟を起こすときに高等裁判所のある地域の地方裁判所でしか裁判をできないという決まりだそうです。そのため、沖縄の人が福岡地裁へ、島根・鳥取の人の裁判が広島地裁へと移送されることになり、事実上裁判を受ける権利が奪われます。憲法違反ですが、裁判所は合法だと言い移送決定を出しています。これらの地域では通常の損害賠償の民事訴訟に切り替えるところもありますが、勝訴に向けてのハードルは上がるそうです。そのため兵庫では不服ながら行政訴訟のまま大阪地裁で争います。裁判の実質審理がいつ始まるかまだ分かりませんが、公判への支援もよろしくお願いします。

 5月25日の尼崎の会の結成は、全労連、生健会、年金者組合などが共同代表になり広範な陣形で行われました。私も原告代表としてあいさつし、「社会保障の財源がないと国は主張するが、『パナマ文書』で『財源はそこにある』ことが明らかになった。税はあるところから取れば不足などないのです。ほっておけば年金切り下げはどんどん行われもっともっと生活できない額になっていきます。最初の1%をめぐるこの裁判に勝利していきたい。」と発言しました。

 尼崎では原告になった人は6人だそうです。兵庫県で90人、全国で4055人です。全国ではこれから裁判を起こす都道府県もまだあるそうです。しかしマンモス訴訟とは言え年金者組合が中心です。もっと幅広い陣形でないと勝てないと思います。私たちも大衆的に陣形を広げるために活動していきたいと思います。

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