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2021年8月 1日 (日)

ETV特集「ドキュメント 精神科病院×新型コロナ」

ETV特集「ドキュメント 精神科病院×新型コロナ」再放送8/5(木)午前0:00~午前1:00

 

 精神障害者のおかれている悲惨すぎる状況に、怒りを越えて悔しさを感じている。19世紀から20世紀初頭のロシアの革命家たち、ナロードニキのテロリストに似た感情だ。
 悲惨な状況については番組を見てほしい。一例をあげれば、NHKと専門家に調べで、精神科病院でコロナクラスターの発生は145病院、感染者は分かっているだけで4600人。厚生労働省もきちんとしたデータをもたない。調べる必要も感じていないのだろう。コロナ患者が出た部屋に南京錠をかけて閉じ込め、精神障害者はつぎつぎ感染と死の順番をまつしかなかったなど。おおよそ、人間としてはあつかわれていなかったのだ。
 精神障害者がどんな悲惨な状況におかれていようとも、日本精神科病院の会長である山崎學は「精神科病院は社会の秩序を担保している。医療だけでなく保安まで全部やっている。ことわったら困るのは警察と保健所だ」と開き直った。
 東京都立松沢病院院長の斉藤正彦は「退院させるときの抵抗勢力は社会だ」「病院が倒産して社会が受け入れる素地がない。(悪徳病院が)日本の精神医療の標準。こんなんじゃだめだと言っている余裕があるか。病院がつぶれたら患者はもっと悪い病院に行く。ベストではなくてベターしかない」という。日本の精神科病院をリードする松沢に院長にして、解決策は見いだせないというのだ。
 NHKから悪徳病院への指導を聞かれた東京都は指導の詳細の回答を拒否し「病院の運営に支障がある」と回答した。といつもこいつも○○○○したろうかという感情しか浮かばない。
 1960年に「日本の精神科病院の経営者は牧畜業者」(日本医師会会長・武見太郎)と言われた状況を60年以上たっても改善させようとしている「指導者」がまったくこの日本には存在しないのだ。微々たる力しかない精神障害当事者がわずかばかりの抵抗をして状況を少しでもいい方向に向けようとしているが、精神障害者運動のなかからも、法律をくわしく知ることで自分だけの社会的地位を高めることしか考えていない連中も生まれている。
 それでも、ナロードニキの気持ちを思い出すことにしよう。「あきらめなければいつかは勝てる」。すべての社会革命がそうであるように。

 

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